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仁義なき思い出 [日記]

菅原文太さんが亡くなった。

健さんに続いて、また一人
昭和を背負った映画俳優が消えていった。

まだ駆け出しの頃
火曜サスペンスで科捜研の研究員に配役された私は
パソコンで指紋照合するシーンを演じた。

早朝の寒いセットの中、椅子に腰掛け
助監に付き添われて、パソコンの操作を練習していると
いきなり後ろから声が飛んできた。

「それは何をするもんじゃい」

声の主は誰ぞ、と振り返ると
それが文太さんだった。

今から15年以上前、
パソコンがさほど普及していない頃の話だ。
カチカチと音を立ててイジっている物について訊かれたのだと思い
「パソコンを操作するマウスという器具です」と答えた。

それに対して、はっきりした返答はなかったように思う。
ただ、文太さんの顔からは怪訝な表情だけが見て取れた。

私の登場シーンに文太さんが出演されていたかどうかも
そのシーンがカットされずに放映されたのかも
まったく覚えてはいない。

閑散としたセットの中に響く渋い声、
力強さを感じる白髪、深く刻まれた額の皺。
私の脳裏には、その画が今も鮮明に残っている。


思えば、
同じドラマに出演されていた田中実さんも、すでに鬼籍の人だ。

「セット、寒いですから、上着を持って行かれたほうがいいですよ」

一足先に撮影に入っていた彼は
朝ドラで脚光を浴びたエリート俳優ながら、
同じ楽屋になったというだけの名もなき端役に対し
実に丁寧な口調でアドバイスをくれた。


こうした他愛もない小さな思い出。
その積み重ねを人生と呼ぶのではないだろうか。
今、そんなふうに感じている。
 
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孤高の星、堕つ。 [日記]

昨日、納谷六朗さんのご逝去に思いを馳せているところへ
高倉健さんの訃報がブレイキングニュースで飛び込んできた。

しかも、一週間以上前に亡くなっていたとのこと。
ショックを隠せない。

私が初めて映画館で観た健さんの映画は『居酒屋兆治』。

二本立てのロードショーで
抱き合わせの映画『魚影の群れ』の流血シーンで気分が悪くなり
一度ロビーに出て休み、次の上映回を待って再び観たので
ことさら鮮明に覚えている。

一番印象的だったのは、ラストシーン。
ガラスに映った自分の姿に
「元気出して… いこうぜ… オッス」と声を掛け
一気にコップ酒を飲み干す演技に心が震えた。

それから、エンドロールをバックに
健さんの唄「時代遅れの酒場」が流れる。
上手いとはいえないその歌に、
藤野英治が、それを演じる高倉健の生き様が重なっていく。




東映を離れた若き時代、大根役者と揶揄されたこともある。
決して上手い俳優ではなかったかもしれない。

しかし、演じるとは、
いかに生きるか、その生き様を見せること。

それを最期まで体現し続けた。
それが高倉健という俳優、小田剛一という人間だった。

降旗康男作品の高倉健が好きだ。

そして、相手役の女優には、倍賞千恵子がよく似合う。
いや、似合うというより
私自身が、健さんに寄り添う倍賞さんが好きなんだろうな。

健さんも好きだったコーヒー。
15年選手のスターバッカーは
お気に入りの銅製コーヒーケトルで淹れた珈琲を片手に
冥福を祈って、『駅 STATION』を観た。
 
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美しきマーメイド [日記]

私の恋人が水際を去ることになりました。
この日がいつか来ることは分かっていたんだけどね。



「今日の会見、笑顔がすごく印象に残ってる」だと!
インタビューアーはバカなふり方するなよ。

頑張って作ってる笑顔にしか見えないだろ。
あんなに淋しさを湛えた笑顔なんて… ホントに淋しいよ。

「悲しい引退会見より、スッキリした卒業会見にしたかった」
"したかった" という言葉が物語っているように、
笑顔は、彼女の心の表れじゃなくその意思に支えられたもの。
しっかりとした意思と、強い意志を持って競技を続けてきた
彼女のまっすぐな競泳人生を集約しているように思いました。

僕は綾ちゃんの美しく力強く泳ぐ姿を忘れないよ。
きっと、良い指導者となってくれることでしょう。

ひとまず、お疲れ様。
そして、本当にありがとう。
 
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THE オジさん POWER! [日記]

ついに 461 Blues Project のライブに行ってきました。

Bar 461 に足を運ぶこと20年あまり、
マスターと奥様が働いていた、新宿 Hungry Humphrey に
足繁く通っていたのが 30年近く前。

461 のマスターと、
お店の常連さんでもあるお友達でバンドを組んでいること
某オヤジバンドコンテストのグランプリにも輝いたことは
もちろん知っていたんですけど、
お店から足が遠のいていたり、タイミング悪かったりで
いつもライブを見逃していました。

そして、昨夜ようやく 461 BP のライブへ。
若者を一人連れ、渋谷 クロコダイルに行ってきました。

croco1.jpg

対バンは
ゴスペルコーラスのワイルドオルガンと
ジョプリンやストーンズを披露するみほBAND。

トップを務めたワイルドオルガンは、
インストラメンタルを除き
女性ばかりで構成された、ゴスペルコーラスグループ。
なかなかの迫力でした。
ただ、
ワイルドオルガンの進行・メインボーカルを務めた女性が
元マラソン選手の松野明美にしか見えなくてね、
ちょっと…
タップのオバさん、頑張ったねえ~

みほBAND のみほさんは
かなり緊張されていたのかな?
照れみたいなものがとっても気になってしまいました。
パフォーマー本人が照れちゃあダメだよ。
お客を楽しませろっ、とまでは豪語しないけど
少なくとも本人たちが悦に入って楽しんでくれなくちゃね。
舞台の緊張とかって、確実に客席に伝わるものです。

croco2.jpg

さてさて、461 BP。
さすがオジさんの貫禄です。
マイペースもマイペース。
そもそも、みなビールやウイスキーグラスを片手に
舞台に上がります!
歌の入りを間違えても動じない。
とにかく、
自分たちもお客さんも楽しみましょうって気持ちが
ステージ一杯にあふれてます。
ライブの楽しさって、こういうものだよね。
それを改めて感じさせてくれるご機嫌な夜でした。


会場: CROCODILE(渋谷神宮前)
日時: 2013年10月27日19:00~22:10
出演: 
①ワイルドオルガン
 Member: 石川勝(g) 岡戸大(per) 田辺賢太郎(b)
     松村弘美(per,tap) 小林リエ(k,vo) 阿久津みえこ /
     大塚りえ / 金子あけみ / 清水ようこ / 鈴木よしみ /
     田坂けいこ / テンプルなおみ / 矢崎きょうこ (vo)
②みほBAND
 Member: あくま(b) 藤田雄平(g) 破魔矢n(k) 嶋田麻里(ds)
     みほ(vo) よしみ / リエ(cho)
③461-Blues Project-0419
 Member: 堤章男(vo,per) 作間達也(vo,g) 木原正(vo,g)
     並木博行(g) 高橋正人(b) 堤晶子(k)
     本澤クマ(per) ニール高橋(hp) 佐藤ユキオ(ds)
 
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時代と言葉 [日記]

「言葉は時代とともに変化する」

私もこれを否定しません。
しかし、言葉をプロとして操る人間としては、
原作者や演出の要求がないかぎり
言葉を正しく守っていくのが使命だと思っています。

映画やドラマ・アニメなどクリエイティブな作品や
バラエティなどに出演する、言葉に無知なタレントは別にして、
ナレーターやアナウンサーといった類いの方々は
言葉の職人として、正しい言葉づかいを心掛けてほしいものです。

私はバラエティ番組が好きでよく観ます。
「ダウンタウンDX」での一幕。
同番組冒頭にて
その日に放送されるエピソードが
それが何分後に放送されるかという情報とともに
紹介されます。

すでに文中に出てきた「何分」にも関わる問題ですが、
あなたは、「3分」「4分」「何分」をどう読みますか?
「1分」「6分」「8分」「10分」をどう読みますか?

私は
「さんぷん(3分)」「よんぷん(4分)」「なんぷん(何分)」
「いっぷん(1分)」「ろっぷん(6分)」「はっぷん(8分)」「じゅっぷん(10分)」
と読みます。

「3分」「4分」「何分」など
"分" の前は "ん" という撥音便(はつおんびん)、
その他は
"分" の前が "っ" という促音便(そくおんびん)
となっています。

これらの音便の後にくるハ行「はひふへほ」は、
゜の付いた半濁音「ぱぴぷぺぽ」となり
破裂音として発音されるのです。

「1分」「6分」「8分」「10分」
を読み間違えている人は少ないようですが、
「4分」「何分」については
「よんふん」「なんふん」というふうに
半濁点なしの読み方をする若者が圧倒的に多いんです。
(何故か、「3分」については若者も読み違えない)

音便同様、この半濁音化も
発音しやすいように変化してきたものと言われています。

「よんふん」「なんふん」に慣れている若者には
こちらの方が言いやすいのだという人もいますが、
先にも述べたように、言葉は崩れていくものだとしても
私たちプロがやってはならないことだと確信しています。

ということで、話は「ダウンタウンDX」戻ります。
冒頭のエピソード紹介をするナレーターの方は
担当以来、ずっと「よんふんご(4分後)」とおっしゃっていました。
私は長年のフラストレーションに耐え切れず
2週間前に、番組HPに投稿。
翌週は「4分」台自体が登場しなかったのですが、
その翌週に当たる先週、当該のナレーターは
「よんじゅうよんぷんご(44分後)」と発音してらっしゃいました。
積年の不快感が漸く解消されました。
おそらくは私の投稿内容を伝えてくれたんでしょう。


あと、気になっているのは、
TVのスポーツ実況でよく聞く
「~に欠く」「~に欠いている」という表現。
これは、それぞれ
「~に欠ける」「~に欠けている」であって、
"欠く" "欠いている" を使いたいのであれば
「~を欠く」「~を欠いている」となるべきです。

今朝も、テレ朝の坪井直樹アナウンサーが
「~に欠いている」と言っていました。

こういった助詞と動詞・形容詞との対応の間違いは
単に、言葉を知らないことに起因していると言えます。

ニュースや情報番組を担当するアナウンサーは
最新の情報や新しい固有名詞などには
いち早く接するでしょうが、
漢字の読み方や言葉の決まりを知っているか否かは
その人が触れてきた言葉の質と量
つまりは、その人の歴史によって決まるわけです。

私は中学卒業後、ほとんど本を読まなくなり、
今となっては、台本や戯曲、芝居の資料以外、
本を開くことはめったにありません。

地方出身者ながら標準語を心掛けていた父と、
小学生のころに読み漁った推理小説やSF小説、
学校の教科書がきっかけとなって好きになった夏目漱石。
そして、流れで読んだ漱石と同世代の作家たちの作品。
今の私を支えてくれている、こういった過去の貯金に感謝です。

その貯金で賄いきれない部分は
今からでも補っていかなくちゃならないだろうなあ。

部屋を整理して
段ボールの底に眠っている積読本でも引っ張り出そうかな。
 
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スポットライト [日記]

日曜の夜、久方ぶりのライブハウス。

学校や劇団のイベントでもなければ
いわゆる、著名人のコンサートでもないライブ。
そういった場所に、最後に足を運んだのは
すぐに思い出せないほど前のことです。
5, 6年前に出かけたジャズセッションかなあ、多分。

バンドメンバーは別にして
出演者は全員、声優を目指す19, 20歳の女の子ばかり。

オリジナルやアニソンなど
すべて知らない曲ばかりでした。

live.jpg

一生懸命に歌う彼女たちの姿には
今の私にはない、
けれんみなど微塵もない真っすぐなエネルギーや
観ていて切なくなるほどの純粋さ
を感じます。

そして
歌唱をはじめとするパフォーマンスの巧拙、
ステージ上での存在感の有無など、
小さなライブハウスでも
それとも、小さなライブハウスだから?
差は出るものなんですね。

彼女たちの前には、どんな未来が待っているんでしょうね。

ともあれ、観ていると、
客席で乗って楽しむよりも
ステージに上がって歌いたい衝動に駆られます。
やはり、
受け取る側よりも、発信する側にいたいんだなあ。
スポットライトが放つのは、麻薬の光線だからね。
生まれ変わったら、歌手になりたい。
そんな私です。
 
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人生はライヴ [日記]

去年、facebook を始めてからは
日々の出来事や雑感は、facebook 中心ですが
だらだら長く書き綴ったりする時は
やはり、スペースの自由なこちらですね。

facebook にはUP済みですが
3週間前、向かいの新築マンションで
物騒なボヤ騒動がありました。

その騒動からさかのぼること2日前、
中学の同窓会に出席するため
とんぼ返りの帰省をしました。

名古屋の駅前に降り立ち、メインの大通りで遭遇したのが
知る人ぞ知る「にっぽんど真ん中祭り」。

domannaka1.jpg

全然知らなかったんですけど、
相当大きなイベントのようで
200チーム、2万人以上が参加したそうです!

よさこいあり、ソーランあり、
おばちゃん集団あり、居酒屋の常連さんグループあり、
切れ味抜群のパフォーマンスがあると思えば
オイオイ、酔いどれの千鳥足かって突っ込みたくなるものあり。

domannaka2.jpg

ただ、みんな楽しそうで誇らしげ。
それが一番ですね。


専門学校での前期のお勤めも、今日ですべて終了。
成績付けを終えて学校を出ると、外はすでに真っ暗。

元気で爽やかに家を出かけたはずだったんだけど
やっぱりまだ疲れは抜け切ってなかったみたい。

ちょっとだけ静かに飲みたくなりました。
というわけで、
またまたプールに背を向け
地下鉄を乗り継いで、行きつけのバーに向かったのであります。

しかし、お店に着くと
今夜はライブで貸し切りとのこと。
オープンライブだから、聴いてく? と言われたけど、
ちっちゃなフォークライブを聴く気分でもなく。
かといって、別の店に出かける気にもなれず…

ライブか…
Life is all live!!
こういう運の悪い夜があるのもライブ。

結局、帰途につきました。
コーヒー飲みながら、ゆっくり映画でも観よっ
 
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Exhausted! [日記]

てっぺんは回りましたが
今日はまさにへとへとの一日でした。
火曜の明け方からずっと起きてました。

少し前に1時間ほどウトウトしましたが
40時間以上起きていても
睡眠障害の私はその程度しか眠れないのです。

ここ一週間で2度目の完徹。
専門学校が学期末を迎えるにあたり
来学期から使用するテキストの翻訳・台本作りに追われ。
今日が今学期最後の授業、
そこで配らなければならなかったというわけで。

明け方
残っていた戯曲の翻訳・校正を終え
そこからキャスティング。

結局、眠る間なく、
目の下にくっきり隈を作って出かける羽目になりました。

ああ、
心臓が悲鳴を上げてフリーズしないよう
一週間ぶりの遊泳は諦めざるをえまいな。
そんな、ちょっと寂しい気分をまといながら。

早めに学校に入り、
印刷部に回す時間なく今朝方仕上げた分をコピーして
やれやれ、一安心。

ところが
先週印刷に回してもらった分が上がってきていない。
昼休み前、心配になって確認したところ、
印刷部は原稿を受け取っていないとのこと。

おかしい??

すると、どうでしょう?!
印刷部との受け渡しをお願いした先生のデスク上の書類の山。
その奥底から顔を出したではありませんか!
なぜじゃあ!!

しかして
人手を借りてコピー、コピー、コピー。

朝飯を食べる時間もなかったので
さすがに何かを腹に納めなくてはくたばっちまうぞ~

ということで、
親切な先生に委ねて、食事に出ました。

もう、その頃は
睡眠不足・疲労・空腹の極致で
ただでさえ近視と老眼に悩める私の視界は
ボンヤリと灰色に霞み、不規則に揺れまくるのでした。

戻ってからも、コピーとホッチキス留めの苦行。
休憩も取れぬまま夕刻に授業終了。
そのあとも、2時間ほど残って作業しました。

学校を出てからも、ちょっとしたお仕事へ。
そこでも、新たな要望を突きつけられ
心のバロメーターも体力のバロメーターも
ついにゼロに…[バッド(下向き矢印)]

歩いているのが不思議なくらいヘロヘロになって
ようやく家路についたのでした。

worldtradecenter.jpg

9・11の惨事から12年。
最寄り駅に降り立った時刻も疲れ具合も、あの日と同じ。
私はまた
あの暗い帰り道と高島雅羅さんの後姿を思い出しています。
 
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Ultra-Teenagers! [日記]


寺川綾が2つ目のメダルを獲得しました。
そして、オーラスのメドレーリレーでも
日本新記録のタイムを叩き出しました。
結果を出し続ける彼女に拍手・感服の連続です。



萩野選手も2つ目の銀メダルを獲得。
素晴らしい!

そしてそして、
つい先ほど全日程を終了した競泳プログラム。

萩野と同い年のライバル、瀬戸大也が
400m個人メドレーで、今大会唯一の金メダルを獲ったんです!!
嬉しいニュースだっ

ロンドン以来、萩野公介ばかりが注目を浴びていて
正直、短水路日本記録を持つ瀬戸君にスポットが当たらないことが
私は不満でなりませんでしたが
ついに、大舞台で萩野ら強豪を抑えて優勝。
ようやく
世界水泳のテーマソング“GOLD”が現実になる瞬間でした。

トータルで17レース目となった萩野選手は
最後のターンをトップで折り返しましたが
ラスト50mで急激に失速、5位に終わりました。
でも、すべての決勝で善戦し、2つの銀メダルは立派も立派です。

10代が牽引する水泳陣。
男子のラスト種目、メドレーリレーでは4着。
ところがところが、
1着のアメリカが引き継ぎフライング失格で、
チーム日本は、繰り上がりの銅メダルに輝きました。

瀬戸の金に涙していた入江君は、再び涙。
有終の美を飾ったトビウオ・ジャパン。

次の世界水泳カザニ(ロシア)、リオ・オリンピックが
また楽しみになった大会でした。
 




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新・やったぜ、綾ちゃん! [日記]

タイトル入れようと思ったら、
まったく同じタイトル履歴が出てきました。

そう、世界水泳でもやってくれました!
寺川綾がロンドン五輪に続き、100m背泳で銅メダル。


ロンドンでの現役引退を宣言していた彼女ですが
「結果を出す楽しさを知った」ことで、現役続行。
きちんと結果につなげてきました。
1着から3着まで、ロンドンと同じメンバー。
6位ターンからの追い上げ、興奮した~
今日も、「よしっ」という私の雄叫びが
深夜のマンションに響いたのでした。
(隣人の皆さん、ごめんなさい…)

萩野君の挑戦、
フリー200mは5着、背泳100mは7着に終わりました。
それでも、すべて決勝に進み、善戦しているのが凄い。

男子背泳100mでは、
萩野君の隣を泳ぐ入江君が惜しかった。
これまでも、優勝はないものの、メダル常連の入江君。
見どころ十分の追い込みを見せてくれました。
萩野・入江両名とも、まだ200mがあります。
楽しみだなあ、頑張ってください!

一方で、
昨日の100m平泳ぎで完敗だった北島は
今日の50m準決勝でも出場組最下位で決勝に進めず。

予選を通過するも、決勝進出ならなかった
200mバタフライの松田丈志。

北島30歳、松田29歳。
年齢の限界、世代交代ということでしょうか。

平泳ぎでは
後継者たる立石・山口が200mに出場します。
松田同様、バタフライ準決で敗退した小堀(19歳)は
先の日本選手権で松田を抑えて優勝。
今回の予選・準決勝とも
松田を上回るタイムを叩き出しています。

年齢のことでいえば
おととい、米国のレデッキー選手の凄さを語りましたが
彼女は今日も、女子1500m自由形で
世界記録を6秒短縮して優勝。

スタートから、フリース選手との一騎打ちとなったレースは
食い入るようにテレビ画面を見つめていました。
ホットココアをすすりながら観戦していた私は
ラスト50mの勝負に鳥肌全開状態!

大抵の場合
優勝候補が抜け出して一人旅となる長丁場の種目。
観戦する立場としては、イマイチなことが多いんだけど
好敵手がいて、最後まで競るとエキサイトするね。

ロンドン銅メダルの鈴木聡美が決勝に進めなかった
女子平泳ぎ100mでは、
準決勝で世界新を出したメテルティテが圧巻の泳ぎで優勝。
鈴木選手のベストより2秒近く速いタイムです。
再びメダル争いするには、ベストを1秒以上縮めないと
ロンドンの再現とはならないでしょう。

優勝したリトアニア代表のメテルティテも
レデッキーと同じ16歳…
寺川を再び抑えて平100mを制したフランクリンは19歳。
女子のトップ争いは10代がメインになりつつあります。


日本人選手が活躍してくれることが一番だけど
何事も一流の人たちって
素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるから
観る者も熱くなるんってことを改めて感じます。
 
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