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『タルチュフ』 [洋画(タ行)]

「タルチュフ」(1925)★★★☆☆60点
原題: TARTUFF
監督: F・W・ムルナウ
原作: モリエール
脚本: カール・マイヤー
撮影: カール・フロイント
出演:
 エミール・ヤニングス(タルチュフ)
 ヴェルナー・クラウス(オルゴン)
 リル・ダゴファー(エルミール、オルゴンの妻)
 ルチー・ヘーフリッヒ(ドリーヌ)
 アンドレ・マットーニ(甥)
 ローザ・ヴァレッティ(家政婦)
 ヘルマン・ピヒャ
製作・ジャンル: ドイツ/ドラマ/63分

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モリエールの名作喜劇を扱った20世紀初期のドイツの無声映画。

古い映画はとても好きな私。
コマの少なさからくる、
無声映画時代に特有のカクカク感も相俟って
言葉や声のトーンでニュアンスが伝わってこなくても
十分に楽しめた。

『電話で抱きしめて』 [洋画(タ行)]

「電話で抱きしめて」(2000)★☆☆☆30点
原題: HANGING UP
監督: ダイアン・キートン
製作: ローレンス・マーク
製作・脚色:ノーラ・エフロン
製作総指揮・原作・脚色: デリア・エフロン
製作総指揮: ビル・ロビンソン
撮影: ハワード・アサートン
音楽: デヴィッド・ハーシュフェルダー
出演:
 メグ・ライアン(イヴ)
 ダイアン・キートン(ジョージア)
 リサ・クドロー(マディ)
 ウォルター・マッソー(ルー)
 クロリス・リーチマン(パット)
 アダム・アーキン(ジョー・マークス)
 ジェシー・ジェームズ(ジェシー・マークス)
 ミンディ・クリスト(ケリー医師)
 リビー・ハドソン(リビー)
 マリー・チータム(アンジー)
製作・ジャンル: 米国/ドラマ・コメディ/94分

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認知症の老父を抱えた3姉妹のホームコメディ。
病気に焦点が当たっていないので気楽に楽しめる。

安定感のあるキャスティングの割に
ドラマとして希薄な感じが否めないのは
ひとえに台本の弱さ。

これに出演しているリサ・クドローもそうだが
ヒットしすぎたシットコムTVドラマ「フレンズ」のレギュラーメンバーは
映画進出しても、ドラマの役から脱け出せずにみな苦しんでいる。

『トパーズ』 [洋画(タ行)]

「トパーズ」(1969)★★★★☆70点
原題: TOPAZ
監督・製作: アルフレッド・ヒッチコック
原作: レオン・ユリス
脚本: サミュエル・テイラー
撮影: ジャック・ヒルデヤード
特殊効果: アルバート・ホイットロック
美術: ヘンリー・バムステッド
衣装デザイン: イーディス・ヘッド
編集: ウィリアム・H・ジーグラー
音楽: モーリス・ジャール
舞台装置: ジョン・P・オースティン
出演:
 フレデリック・スタフォード(アンドレ・デベロウ)
 ダニー・ロバン(ニコール・デベロウ)
 カリン・ドール(ファニタ・デ・コルドバ)
 ジョン・ヴァーノン(リコ・ペラス)
 ミシェル・ピッコリ(ジャック・グランビル)
 フィリップ・ノワレ(アンリ・ジャール)
 クロード・ジャド(ミケーレ)
製作・ジャンル: 米国/サスペンス/125分

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キューバ危機を題材にした小説の映画化。

現実の事件より7年の歳月が経った後に
映画化されたというのも微妙だな。

実際の事件を過度に脚色できないからだろうが
事件を知っている後世の人間からすると、
ストーリーに面白みはあまり感じない。

それでも、カメラワークには
ヒッチコックの手法が見え隠れしてそれなりの見所はある。

『太陽がいっぱい』 [洋画(タ行)]

「太陽がいっぱい」('60)(再)★★★★☆80点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: PLEIN SOLEIL
監督・脚本: ルネ・クレマン
製作: ロベール・アキム、レイモン・アキム
原作: パトリシア・ハイスミス
脚本: ポール・ジェゴフ
撮影: アンリ・ドカエ
音楽: ニーノ・ロータ
出演:
 アラン・ドロン(トム・リプレー)
 マリー・ラフォレ(マルジュ・デュヴァル)
 モーリス・ロネ(フィリップ・グリーンリーフ)
 ビル・カーンズ(フレディ・マイルズ)
 エルノ・クリサ(リコルディ)
 フランク・ラティモア(オブライエン)
 アヴェ・ニンチ(ジャンナ夫人)
 ヴィヴィアーヌ・シャンテル(ベルギーの女性)
 ネリオ・ベルナルディ(当局局長)
 リリー・ロマネリ(家政婦)
 ニコラス・ペトロフ(ボリス)
 エルヴィーレ・ポペスコ(ポポヴァ夫人)
受賞:
 エドガー賞
  ■最優秀外国映画賞
製作・ジャンル: 仏国=イタリア/クライム・サスペンス・ドラマ/122分

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アラン・ドロンを一躍有名にした映画。
ルネ・クレマン監督でニーノ・ロータの音楽。
聴けば、いくつものシーンを甦らせるその名曲を忘れることはない。

カメラアングルの効果が随所に見える。
殺したフレディを運び出すらせん階段のシーンで使われる、
手すり越しのA・ドロンの画(え)は印象的だ。

同シーンで、フレディにタバコをくわえさせるカットでは、
画でなく足音だけで階下の隣人の存在を描きだしている。

その直後で
車に担ぎ込むのが死体でなく酔った友人だと思わせる場面では
「おい、しっかりしろ」というだけ。
対して、「リプリー」では
たしか、「飲みすぎだぞ」と言わせていたと思う。
こういった細かい部分にも
無駄な説明を省いた、よりリアリズムを追求した演出を感じる。

さらに
担いでいく死体の重みをしっかり感じさせるアランの演技も的確。
(もちろん、死体のフレディ役の俳優の協力は不可欠)

それにしても、アランはセクシーだ。
ジュード・ロウしかりだが、青さのせいだろうか、瞳が深い。
瞳の深さがキャラクターの心の深遠さを感じさせる。

アランが演じているのが米国人だということ。
指紋捜査が実行されているにもかかわらず
アランにまったく手が伸びないこと。
船の売却の話が途中から一切なくなり、
オーラスで唐突に父親が絡めて湧き上がる不自然さ。
特に気になるのはこれくらいで、
それに目をつむって余りあるほど優れた要素にあふれている。

文字通り、満身に太陽をいっぱいに愉しむ
ラストのアランの姿は美しくも悲しくもある。

J・ロウのグリーンリーフが秀逸の「リプリー」
魅力満載のA・ドロンがトムを演じる「太陽がいっぱい」
ジュードとアランが同世代だったとしても、
両者共演は成り立たない。
そこにリメイクの面白さがあるのかもしれない。

『デッドマン・ウォーキング』 [洋画(タ行)]

「デッドマン・ウォーキング」('95)(再)★★★★☆80点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: DEAD MAN WALKING
監督・製作・脚本: ティム・ロビンス
製作: ジョン・キリク、ラッド・シモンズ
製作総指揮: ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
原作: ヘレン・プレジャン
撮影: ロジャー・A・ディーキンス
音楽: デヴィッド・ロビンス
主題歌: ブルース・スプリングスティーン
出演:
 スーザン・サランドン(シスター・ヘレン・プレイジョーン)
 ショーン・ペン(マシュー・ポンスレット)
 ロバート・プロスキー(ヒルトン・バーバー)
 レイモンド・J・バリー(アール・デラクロア)
 R・リー・アーメイ(クライド・パーシー)
製作・ジャンル: 米国/ドラマ/123分

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単純極まりない話だが、ついつい何度観てしまう。

裁判で真実はどこまで究明されるのか、
また真実が解明されても、それに対してどうジャッジメントを下すか。
死の意味、人を裁くことの是非。
人が生きるかぎり
考え続けなくてはならないテーマではないだろうか。

敬愛するB・スプリングスティーンがタイトルソングを歌いだすと
知らぬ間にエンドクレジットを最後まで観てしまうのだ。

『ダ・ヴィンチ・コード』 [洋画(タ行)]

「ダ・ヴィンチ・コード」('06)★★★★☆80点
原題: THE DA VINCI CODE
監督: ロン・ハワード
製作: ブライアン・グレイザー、ジョン・キャリー
製作総指揮: トッド・ハロウェル、ダン・ブラウン
原作: ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』
脚本: アキヴァ・ゴールズマン
撮影: サルヴァトーレ・トチノ
プロダクションデザイン: アラン・キャメロン
衣装デザイン: ダニエル・オーランディ
編集: ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル
キャスティング: ジャネット・ハーシェンソン、ジェーン・ジェンキンス
音楽: ハンス・ジマー
出演:
 トム・ハンクス(ロバート・ラングドン)
 オドレイ・トトゥ(ソフィー・ヌヴー)
 イアン・マッケラン(リー・ティービング)
 アルフレッド・モリナ(アリンガローサ司教)
 ジャン・レノ(ベズ・ファーシュ)
 ポール・ベタニー(シラス)
 ユルゲン・プロフノウ(ヴェルネ)
 エチエンヌ・シコ(コレ警部補)
 ジャン=ピエール・マリエール(ジャック・ソニエール)
製作・ジャンル: 米国/ミステリー・サスペンス/149分

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久しぶりに地上波の吹替えで観た作品。
ホントは字幕で観たいところだが
うちのテレビではまだ字幕が表示できなかった。

吹替えのイメージは置いておいて、謎解きものは面白い。
ただ「薔薇の名前」みたいな緊迫感に欠けるのが残念。

『タロットカード殺人事件』 [洋画(タ行)]

「タロットカード殺人事件」(’06)★★★★☆75点

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ウディ・アレン映画。

先日観た「マンハッタン殺人ミステリー」とは反対に
W・アレン独特の神経質でコミカルな演技がスリルを盛り上げる。

不器用なアレンが手品師という設定だったり、
死神や三途の川が出てくるのも面白い。

ヒュー・ジャックマン演じる貴族が
あまり魅力的に演出されていないのが残念。

『大列車強盗団』 [洋画(タ行)]

「大列車強盗団」(’67)★★☆☆☆45点

実際に’60年代にロンドンで起きた強盗事件。
事件の4年後に公開されたこの映画は、
当時かなりの反響を呼んだにちがいない。
古い映像が40年以上経った現代からすれば、
かえってリアルに思える。

どこまで実話に忠実なのかは不明だが
結局、技術的なことより、人為的な部分に綻びは生まれるものだ。

『チャップリン・トゥデイ キッド』 [洋画(タ行)]

「チャップリン・トゥデイ キッド」(’03)★★★☆☆60点

フランス製作の34分のドキュメンタリー・フィルム。
おそらくテレビ番組だろうと思われるので
映画として批評するのは適当ではないかもしれない。

チャップリン自身の
結婚・子供・母親への思いの一部を知ることが出来る。

後半はイランの庶民やイラン人監督・子役俳優へのインタビュー。
何故イランでのロケを企画したのかは不明。

『愉しき哉人生』 [洋画(タ行)]

「愉しき哉人生」(’44)★★★★☆70点

成瀬巳喜男監督の未ビデオ化作品。

戦時中の作品ゆえ、国策映画的な色合いを感じはするが
物事をすべて前向きに捉えて生きる姿は、
不況にあえぎ、人間同士の信頼が失われている現代に最も必要なことに思われた。

柳家金語楼なくして成立しない映画。

唐突に終わりとなるのが残念。

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