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『ハイ・クライムズ』 [洋画(ハ行)]

「ハイ・クライムズ」(2002)★★☆☆50点
原題: HIGH CRIMES
監督: カール・フランクリン
製作: ジェシー・ビートン、アーノン・ミルチャン、ジャネット・ヤン
製作総指揮: リサ・ヘンソン、ケヴィン・レイディ
原作: ジョセフ・ファインダー『バーニング・ツリー』
脚本: ユーリー・ゼルツァー、グレイス・ケイリー・ビックレイ
音楽: グレーム・レヴェル
出演:
 アシュレイ・ジャッド(クレア・キュービック)
 モーガン・フリーマン(チャールズ・W・グライムス)
 ジェームズ・カヴィーゼル(トム・キュービック/ロナルド・チャップマン軍曹)
 アマンダ・ピート(ジャッキー・グリマルディ、クレアの妹)
 アダム・スコット(テレンス・エンブリー中尉)
 マイケル・ガストン(ルーカス・ウォルドロン少佐)
 ブルース・デイヴィソン(ビル・マークス准将)
 フアン・カルロス・エルナンデス(ジェームス・ヘルナンデス少佐)
 マイケル・シャノン(トロイ・アボット)
 ジュード・チコレッラ(ファレル大佐)
 エミリオ・リヴェラ(サルバドル人)
 トム・バウアー(マリンズ、FBI捜査官)
製作・ジャンル: 米国/サスペンス・犯罪/115分

ハイ・クライムズ <特別編> [DVD]







子供を授かることを願いながら
順風満帆なキャリアを積み上げる女性弁護士。
平和な暮らしが聖夜に一変、
海兵隊の機密の闇に飲み込まれていくサスペンス映画。

M・フリーマン扮するグライムスをパートナーに得て
不当逮捕された夫の無実を晴らそうとする過程は
こういった巨大組織を相手に奮闘する定型を裏切らない。

しかし、定型を踏襲するわりには
真相を探る過程で遭遇するサスペンス要素が弱い。
おまけに
クレアの、マークス准将に対する脅しが効いて
あっけなくトム訴追が取り下げられ、裁判が終結する。
軍隊という常識の通用しない組織に勝利する、という物語の流れを、
それだけで一本の立派な作品になるくらいに仕上げなければ、
どんでん返しは
容易に観客に予測されてしまい、何の効果も発揮しない。
メキシコに調査に行ったグライムスが勝利の場に不在となれば
なおさらのことである。

法廷サスペンスとしては、スッカスカの作品。

クレアとグライムスの間に育まれる友情については
演じた俳優の魅力に支えられて、しっかり描かれている。

ただ、元アル中のグライムスが酒に手を出す部分などは
本人があっさり改心して解決、
絆を深める要素にも、物語のスパイスにもなっていない。

真相解明と事件終息の立役者である
サルバドル人を演じたE・リヴェラが一番目立っていた。
 
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