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『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 [洋画(マ行)]

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(2011)★★☆☆50点
原題: THE IRON LADY
監督: フィリダ・ロイド
脚本: アビ・モーガン
製作総指揮: フランソワ・イヴェルネル、アダム・キューリック、キャメロン・マクラッケン、テッサ・ロス
製作: ダミアン・ジョーンズ
撮影: エリオット・デイヴィス
美術: サイモン・エリオット
音楽: トーマス・ニューマン
編集: ジャスティン・ライト
衣裳デザイン: コンソラータ・ボイル
出演:
 メリル・ストリープ(マーガレット・サッチャー)
 ハリー・ロイド(デニス・サッチャー、青年期)
 ジム・ブロードベント(デニス・サッチャー)
 アンソニー・ヘッド(グレゴリー・ハウ)
 リチャード・E・グラント(マイケル・ヘゼルタイン)
 ロジャー・アラム(ゴードン・リース)
 スーザン・ブラウン(ジューン)
 オリビア・コールマン(キャロル・サッチャー)
 ニック・ダニング(ジム・プライアー)
 ジュリアン・ワドハム(フランシス・ピム)
 アレクサンドラ・ローチ(マーガレット・サッチャー、青年期)
 マイケル・ペニントン(マイケル・フット)
 デイヴィッド・ウェストヘッド(レグ・プレンティス)
 リチャード・ディクソン
受賞:
 アカデミー賞
  ■主演女優賞 メリル・ストリープ
  ■メイクアップ賞 J・ロイ・ヘランド、マーク・クーリエ
 NY批評家協会賞
  ■女優賞 メリル・ストリープ
 ゴールデン・グローブ
  ■女優賞(ドラマ) メリル・ストリープ
 英国アカデミー賞
  ■主演女優賞 メリル・ストリープ
  ■メイクアップ&ヘアー賞
製作・ジャンル: 英国/ドラマ・伝記/105分

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(メリル・ストリープ主演) [DVD]






女性初の英国首相となったマーガレット・サッチャーの半生を
回顧的に描いた映画。
「マンマ・ミーア!」の監督P・ロイドと主演M・ストリープが
再びタッグを組んだ。

急進的な経済改革の断行したこと、
フォークランド紛争における、アルゼンチン軍からフォークランド奪還
など、大鉈をふるった彼女の功績は
英国民からの評価が極めて高かった。
幼いながら、"女だてらに" と、性差別的な感想を持ったものだ。

保守的かつ強硬な性格から"鉄の女" と形容された
サッチャー元英国首相も、近年
表舞台に姿を見せないばかりか、
認知症が進み、
夫が死去したことも忘れるほど記憶力低下が公となった。
それをを受け、アビ・モーガンが
悲しき現状と、過去の栄華・苦難を錯綜する形で紡ぎ上げた。

若き日より、
名女優の名を欲しいままにしてきたストリープの演技は
本作においても健在。

ただ、政治家を主人公にする映画のご多分に漏れず
取り上げられる政治事象に関心を持てないと
かなり忍耐の要る作品となろう。

世間的に見れば、政治経済に関心が高い
と自負していた私ながら、
もう一つ話に乗っていけなかった。
政治が主題になり、
一人の人間としてのドラマ的側面が浅いことも
その一因と思われる。

また、ストリープの名演に同期する形で
老婆となった現在のサッチャーを創出した、
特殊メイクの素晴らしさに目が行く。
見事の一言なのだが、
作り物だと了解しているから何とも妙な感覚を覚える。

受賞部門が語るがままの作品と考えてよい。
 
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