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『20世紀少年 ‐第2章‐ 最後の希望』 [邦画(ナ行)]

「20世紀少年 ‐第2章‐ 最後の希望」(2008)★★☆☆45点
監督: 堤幸彦
製作: 堀越徹、亀井修、島谷能成、平井文宏、西垣慎一郎、島本雄二、大月昇、和田倉和利、長坂信人、板橋徹
製作指揮: 島田洋一
プロデューサー: 飯沼伸之、甘木モリオ、市山竜次
エグゼクティブプロデューサー: 奥田誠治
ラインプロデューサー: 鶴賀谷公彦、井上潔
企画: 長崎尚志
原作・脚本監修・音楽: 浦沢直樹
脚本: 長崎尚志、渡辺雄介
撮影: 唐沢悟
美術: 相馬直樹
衣裳: 川崎健二
編集: 伊藤伸行
音楽・音楽監督: 白井良明
音楽: 長谷部徹、AudioHighs
音響効果: 北田雅也
VFXスーパーバイザー: 野崎宏二
照明: 木村明生
録音: 鴇田満男
装飾: 茂木豊
第2班監督: 木村ひさし
主題歌: T・レックス『20th Century Boy』
出演:
 豊川悦司(オッチョ)
 常盤貴子(ユキジ)
 平愛梨(カンナ)
 香川照之(ヨシツネ)
 藤木直人(蝶野刑事)
 石塚英彦(マルオ)
 宇梶剛士(モンちゃん)
 小日向文世(ヤマネ)
 佐々木蔵之介(フクベエ)
 ユースケ・サンタマリア(サダキヨ)
 木南晴夏(小泉響子)
 中村嘉葎雄(神様)
 小松政夫(珍宝楼の店主・珍)
 西村雅彦(七龍の店主)
 前田健(マライア)
 荒木宏文(ブリトニー)
 六平直政(仁谷神父)
 佐藤二朗(ホクロの警官)
 森山未來(角田)
 井浦新[ARATA](13番)
 古田新太(春波夫)
 小池栄子(高須)
 光石研(山崎)
 石丸謙二郎(歌舞伎町警察署長)
 西村和彦(斉木刑事)
 田中要次(東野刑事)
 佐々木すみ江(山根邸の隣人)
 梅津栄(オデオン座の老人)
 手塚とおる(漫画家・金子)
 田鍋謙一郎(漫画家・氏木)
 甲本雅裕(カンナの担任教師)
 はなわ(スクリーン映像の男)
 サーマート・セーンサンギアム(チャイポン、タイマフィア)
 チェン・チャオロン(王、中国マフィア)
 山崎樹範(ムロップ町診療所医師)
 設楽統(円卓会議のメンバー)
 日村勇紀(円卓会議のメンバー)
 フレッド・マックィーン(ブラハルツ事務総長)
 徳光和夫(万博開会式の司会)
 山寺宏一(DJ)
 竜雷太(チョーさん)
 研ナオコ(ジジババ)
 西山潤(子供時代のケンジ)
 松元環季(子供時代のユキジ)
 安西壱哉(子供時代のマルオ)
 矢野太一(子供時代のモンちゃん)
 山田清貴(子供時代のヤン坊・マー坊)
 上原陸(子供時代のフクベエ)
 澤畠流星(子供時代のオッチョ)
 小倉史也(子供時代のヨシツネ)
 吉井克斗(子供時代のドンキー)
 森山拓哉(子供時代のケロヨン)
 清水歩輝(子供時代のコンチ)
 安彦統賀(子供時代のヤマネ)
 藤原薫(子供時代のサダキヨ)
 黒木瞳(キリコ)
 唐沢寿明(ケンヂ)
製作・配給・ジャンル: 映画「20世紀少年」製作委員会(=日本テレビ、小学館、東宝、バップ、讀賣テレビ放送、電通、読売新聞、シネバザール、オフィスクレッシェンド、ディーライツ、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送
)/東宝/サスペンス・ドラマ/139分

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浦沢直樹の人気コミック「20世紀少年」の映画化第2弾。

まず、取り上げたいのは
カンナ演じる平愛梨と、小泉響子演じる木南晴夏。

平の演技は伸びやかで清々しい。
この役に就けなかったら引退を考えていたという彼女。
後悔ないように、という思いが
カンナの真っすぐな潔さを後押ししているのかもしれない。

木南は、単純に
"いいなあ、面白い子だなあ" と思わせてくれる。
演技的には未熟でも、瞬発力がある。
なかなか稀少なキャラクターで
この先、女優としてどう成長していくかとても楽しみだ。

井浦新は、いかにもカルト教団の信徒といったイメージ。
オウムを思い起こさせるほど、ぴったりハマっていて
存在感たっぷりである。

存在感の大きさでは
殺人警官に扮した佐藤二朗も負けていない。
ただ、ホクロは
なし、あるいはリアルに少し薄めにしたほうが
より不気味さが増して恐怖感を煽ると感じた。
アップになれば、並びの悪い歯だけで特徴十分。

前作でも、知名度の高い俳優について思ったことだが
さすがに皆、独特のカラーやキャラクターイメージを備えているが、
真実味を持って演じられる者が想像以上に少ない。
映像でも舞台でも
もっともっとマスコミの批判に晒されるべきだ。
悲しいことに
そのマスコミは製作にも携わるわけで
自分の身に跳ね返ってくることを恐れて批判しない。
演者もスタッフも批判されてこそ
その技術・人間性を磨き、
より高いステージで作品を提供できるはず。

また、俳優目線で技術的に再認識したのは
あくびしたり、吹き出す演技って意外に難しいこと。
人のふり見て我がふり直せ、だ。

救世主復活を模倣するというトモダチの計画は
なかなかのアイデアだと思う。
やはり、浦沢の発想は面白い。
前述した数名の俳優以外に、ドラマ的には見るものはなく
原作のストーリーの面白さだけで持っている嫌いが強い。

瑣末的な疑問などをいくつか。

トモダチランドで、ボーナスステージの映像を見せる意図は?
また、ボーナスステージに行けるのが
問題児と成績優秀者である理由は?

サダキヨは、何故モンちゃんを殺したのだろう?
子供時代も含め、
ケンジら秘密基地のメンバーに対する思いが
はっきりと描かれていないので、
カンナらを救う為とはいえ、
涙を流しながら焼身自殺する心理が解らない。

覆面をかぶったトモダチの口元に、丸い膨らみがある。
気になって仕方ないが、
ピンマイクだと思うのは邪推だろうか。

第1作では
黒木瞳が唐沢の姉ではトウが立ちすぎだなあ
と思っていたが
時間経過があって、高校生となったカンナの母親に見合う。

名のある出演俳優や製作委員会メンバーの
数の多いこと多いこと。
改めて思う、金かけてんなあ。
 
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