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『社長紳士録』 [邦画(サ行)]

「社長紳士録」(1964)★★★☆☆60点
監督: 松林宗恵
製作: 藤本真澄
脚本: 笠原良三
撮影: 西垣六郎
美術: 阿久根厳
録音: 矢ノ口文雄
照明: 西川鶴三
整音: 下永尚
音楽: 山本直純
編集: 岩下広一
出演:
 森繁久彌(小泉礼太郎、大正製袋新社長)
 久慈あさみ(小泉貞子、礼太郎の妻)
 岡田可愛(小泉洋子、礼太郎の娘)
 山本忠司(小泉昭一、礼太郎の息子)
 杉山直(小泉和男、礼太郎の息子)
 小林桂樹(原田勉、秘書課長)
 加東大介(富岡、営業部長)
 三木のり平(猿丸、総務部長)
 司葉子(小沢房代、原田の婚約者)
 左卜全(黒田)
 フランキー堺(日田山隼人、日本澱粉社長)
 草笛光子(京子、"パピヨン" マダム)
 池内淳子(はま勇、芸者)
 中島そのみ(ホステス)
 河津清三郎(中西、赤羽製袋社長)
 ハナ肇("パピヨン" マネージャー)
 塩沢とき
製作・配給・ジャンル: 東宝/東宝/コメディ/95分

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ライバル会社を向こうに回してのドタバタ&森繁社長の色恋騒動。
"社長" シリーズの常套として
本作品もこの2つを軸にストーリーは展開する。

妻・久慈あさみとの夫婦交渉、腰を痛める一件、
うなぎにハブの精力剤などなど
下ネタ絡みの笑いが満載。

どの作品を見ても思うことだが
真剣に下ネタを語る三木のり平は天下一品だ。
"徹子の部屋" などトーク番組では
少々傍若無人で上から目線で物を言う同氏だったが
そういう一面を微塵も感じさせない演技は秀逸と言うほかない。

主たる俳優陣がみな故人となってしまったこのシリーズ。
(草笛光子が唯一健在)
時代が変わり、生活・習慣は変われども、
今なお楽しく笑って観られる東宝娯楽映画は素晴らしい。

森繁が一瞬披露する英語、
時代を考えるに、日本人訛りが薄くて大したものである。

中国人に日系アメリカ人など
一癖も二癖もある役どころに扮するフランキー堺。
今回はホモっ気たっぷりの九州男児。
迫られる相手が、女好きの三木というのがまた可笑しい。

はま勇を連れ戻そうと
ホテルの部屋の扉をそっと開ける森繁。
新婚の原田夫妻に言い訳をする姿には思わず破顔一笑。

結末がやや唐突で、拍子抜け。

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