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光あるうち光の中を歩め [日記]

舞台本番まで2週間を切りました。

忙しさにかまけて
映画備忘録も、紙には書きためているものの
無精から全然UPしていません。

稽古場では4月終わりから風邪にかかる人が出て
出演者たちは代わりばんこに風邪を引いている有様です。

"丸8年、風邪知らず・流感知らず"、などと自慢しながら
年明けにインフルエンザにかかった私は
しっかりこの風邪ももらってしまいました。

思えば、うがい魔を自負していた私。
確かに、今回の稽古が始まってから
何故か、うがいを怠ることが増え、回数も激減していたのです。

いろいろ考えることが多いせいか
普段の思考回路が完全に狂っている。

咳や熱はほとんど出ない、鼻風邪でしたが
それでも、市販の漢方を飲んで毛布・布団をかぶると
たっぷり汗をかきました。

でも考えたら
この季節、健康でも
毛布に布団をかぶれば、汗は出るだろうな。

少しでも早く治そうとした試みは功を奏し、2日で鼻声も抜け…

ただ、
だらだらと流れる汗と熱さで意識が朦朧とする中
夜の憂うつにさいなまれながら、幻を見ていました。

************************************
そこに座る君は誰なんだい
いや 僕は君を知っている

君は昔僕が愛した女(ひと)だ
枕元で僕の顔を覗き込む君がいとおしい

ただそばにいてほしい
それだけ

君は遠い昔の憧れ
君は遠い昔の忘れもの


君の視線の先には誰がいるんだい
いや その先には誰もいやしない

君は今を夢見ていた昔の僕だ
虚空をさまよう瞳が切ない

ただ悲しい思いをさせたくはない
それだけ

君は淡い今の憂い
君は淡い今の連れ合い


背を向ける君はどんな顔をしているの
いや それを知る必要などない

君はこれから僕を愛する女(ひと)だ
凛と向こうを見据える後姿が神々しい

ただ少しだけ背中を押してほしい
それだけ

君はちょっと先の未来の光
君はちょっと先の未来の贈りもの


気づけば
僕はその女(ひと)に ロザーナと呼びかけていた
************************************

無意識に、詩とも言える
そんな情景を紡いでいたのです。

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