『21グラム』 [洋画(ナ行)]
「21グラム」(2003)★★★☆☆60点
原題: 21 GRAMS
監督・製作: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作: ロバート・サレルノ
製作総指揮: テッド・ホープ
脚本: ギジェルモ・アリアガ
撮影: ロドリゴ・プリエト、フォルトゥナート・プロコッピオ
美術: ブリジット・ブロシュ
編集: スティーヴン・ミリオン
音楽: グスターボ・サンタオラヤ
出演:
ショーン・ペン(ポール・リヴァース)
ナオミ・ワッツ(クリスティーナ・ペック)
ベニチオ・デル・トロ(ジャック・ジョーダン)
シャルロット・ゲンズブール(メアリー・リヴァース、ポールの妻)
メリッサ・レオ(メアリーアン・ジョーダン、ジャックの妻)
クレア・デュヴァル(クローディア)
ダニー・ヒューストン(マイケル・ペック、クリスティーナの夫)
ポール・カルデロン(ブラウン、ジャックの友人)
デニス・オヘア(ロスバーグ、医師)
エディ・マーサン(ジョン、神父)
アニー・コーレイ(トゥリシュ)
トム・アーウィン(ジョーンズ、医師)
キャサリン・デント(アナ)
ケヴィン・H・チャップマン(アラン)
カーリィ・ネイホン(ケイティ・ペック、クリスティーナの娘)
クレア・パキス(ローラ・ペック、クリスティーナの娘)
ジョン・ルービンスタイン(産婦人科医)
マーク・[トーマス]・ムッソ(フレディ、ジャックの息子)
テレサ・デルガド(ジーナ、ジャックの娘)
ジェリー・チップマン(クリスティーナの父)
受賞:
ヴェネチア国際映画祭
■男優賞 ショーン・ペン
LA批評家協会賞
■女優賞 ナオミ・ワッツ
製作・ジャンル: 米国/ドラマ・サスペンス/124分
一つのひき逃げ事故をきっかけに
2人の男と1人の女の人生が交錯するドラマ。
映画は現在と過去を行きつ戻りつ進行する。
シャルロット・ゲンズブールを久しぶりに観たが
大人になっても、子役時代のあどけなさが漂っていて嬉しかった。
目に付いたキャストとしては
ジャックの妻を演じたメリッサ・レオ。
硬直的で粗暴な夫を静かに見守る姿に惹かれた。
冒頭から何度か登場する
血に塗れたポール、クリスティーナ、ジャックのシーンが
何を意味するのかはオーラスで判明する。
自分の抱える問題に対して
ストレートに感情を爆発させている点で、
主役の3人は共通している。
その性向が共通しているということが
せっかく三様の人生を背負っている三者を
似た者同士のつまらない存在にしている。
演じる俳優たち本人は、
真摯に役を全うしているだろうと思うと残念だ。
監督の演出・脚本の問題であり
あるいは、俳優の演技プランの問題。
3人とも、それぞれの家族とのドラマが下敷きにあり
分かりやすい構成に仕上がっているが、
これも、どうもスケールが小さく
ドラマがおとなしく収まってしまっている。
それゆえ、死ぬと減ると言われ命の重さを象徴する "21g" が
大した意味の重さを持たず、シンボルとして活きてこない。
時間の交錯も含めて
よく練りこまれた脚本であることは認めるが
あまり印象に残らないであろう作品。
原題: 21 GRAMS
監督・製作: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作: ロバート・サレルノ
製作総指揮: テッド・ホープ
脚本: ギジェルモ・アリアガ
撮影: ロドリゴ・プリエト、フォルトゥナート・プロコッピオ
美術: ブリジット・ブロシュ
編集: スティーヴン・ミリオン
音楽: グスターボ・サンタオラヤ
出演:
ショーン・ペン(ポール・リヴァース)
ナオミ・ワッツ(クリスティーナ・ペック)
ベニチオ・デル・トロ(ジャック・ジョーダン)
シャルロット・ゲンズブール(メアリー・リヴァース、ポールの妻)
メリッサ・レオ(メアリーアン・ジョーダン、ジャックの妻)
クレア・デュヴァル(クローディア)
ダニー・ヒューストン(マイケル・ペック、クリスティーナの夫)
ポール・カルデロン(ブラウン、ジャックの友人)
デニス・オヘア(ロスバーグ、医師)
エディ・マーサン(ジョン、神父)
アニー・コーレイ(トゥリシュ)
トム・アーウィン(ジョーンズ、医師)
キャサリン・デント(アナ)
ケヴィン・H・チャップマン(アラン)
カーリィ・ネイホン(ケイティ・ペック、クリスティーナの娘)
クレア・パキス(ローラ・ペック、クリスティーナの娘)
ジョン・ルービンスタイン(産婦人科医)
マーク・[トーマス]・ムッソ(フレディ、ジャックの息子)
テレサ・デルガド(ジーナ、ジャックの娘)
ジェリー・チップマン(クリスティーナの父)
受賞:
ヴェネチア国際映画祭
■男優賞 ショーン・ペン
LA批評家協会賞
■女優賞 ナオミ・ワッツ
製作・ジャンル: 米国/ドラマ・サスペンス/124分
一つのひき逃げ事故をきっかけに
2人の男と1人の女の人生が交錯するドラマ。
映画は現在と過去を行きつ戻りつ進行する。
シャルロット・ゲンズブールを久しぶりに観たが
大人になっても、子役時代のあどけなさが漂っていて嬉しかった。
目に付いたキャストとしては
ジャックの妻を演じたメリッサ・レオ。
硬直的で粗暴な夫を静かに見守る姿に惹かれた。
冒頭から何度か登場する
血に塗れたポール、クリスティーナ、ジャックのシーンが
何を意味するのかはオーラスで判明する。
自分の抱える問題に対して
ストレートに感情を爆発させている点で、
主役の3人は共通している。
その性向が共通しているということが
せっかく三様の人生を背負っている三者を
似た者同士のつまらない存在にしている。
演じる俳優たち本人は、
真摯に役を全うしているだろうと思うと残念だ。
監督の演出・脚本の問題であり
あるいは、俳優の演技プランの問題。
3人とも、それぞれの家族とのドラマが下敷きにあり
分かりやすい構成に仕上がっているが、
これも、どうもスケールが小さく
ドラマがおとなしく収まってしまっている。
それゆえ、死ぬと減ると言われ命の重さを象徴する "21g" が
大した意味の重さを持たず、シンボルとして活きてこない。
時間の交錯も含めて
よく練りこまれた脚本であることは認めるが
あまり印象に残らないであろう作品。
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