SSブログ

『理由なき反抗』 [洋画(ラ行)]

「理由なき反抗」(再)(1955)★★★★☆80点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: REBEL WITHOUT A CAUSE
監督: ニコラス・レイ
製作: デヴィッド・ワイスバート
原案: ニコラス・レイ
脚本: スチュワート・スターン、アーヴィング・シュルマン
撮影: アーネスト・ホーラー
音楽: レナード・ローゼンマン
出演:
 ジェームズ・ディーン(ジム・スターク)
 ナタリー・ウッド(ジュディ)
 サル・ミネオ(ジョン・クロフォード "プラトン")
 ジム・バッカス(フランク・スターク、ジムの父)
 アン・ドーラン(キャロル・スターク、ジムの母)
 コリー・アレン(バズ・ガンダーソン)
 デニス・ホッパー(グーン)
 フランク・マゾーラ(クランチ)
 ウィリアム・ホッパー(ジュディの父親)
 ロシェル・ハドソン(ジュディの母親)
 ジミー・ベアード(ボウ、ジュディの弟)
 エドワード・プラット(レイ・フレミック、少年課刑事)
 イアン・ウォルフ(ミントン博士、プラネタリウム講師)
受賞:
 アメリカ国立フィルム登録簿
  ■1990年新規登録作品
製作・ジャンル: 米国/青春・ドラマ/105分

理由なき反抗 特別版 [DVD]








「エデンの東」に続くJ・ディーンの主演作品。

何度この映画を観たことだろう。
今も変わらぬ思春期の若者とその親子の愛の形がテーマ。

冒頭、泥酔したジムが
シンバルを叩く猿の人形と戯れる姿で作品に引き込まれる。

この映画のビッグシーンの一つであるバズとのチキンレース。
ジムのジャケットの赤が印象深い。

バズの死をきっかけに
心の距離を縮めていくジムとジュディ。
ジムの姿に父親を追い求めるプラトン。

信頼する刑事との行き違いや
亡きバズの舎弟たちのいたずらから
不幸な結末を迎える。

正直に警察に自供しようとするジムに対し
言い訳をし事なかれ主義を貫く両親。
原題もそのまま「理由なき反抗」だが
そこには立派に理由はあるのだ。

親の愛や真の友情に支えられていなければ勿論、
たとえそれがあっても、
青春時代とは
一歩間違えば、不幸な道へと堕ちてしまう危うさを孕むもの。
程度の差こそあれ
誰もが体験する過程ゆえに共感を呼ぶ。

ちなみに
J・ディーンが24歳で自動車事故死したのは有名だが
N・ウッドは43歳の時にボートの転覆で水死、
S・ミネオは37歳で強盗に刺殺される
といった具合に、メインを演じた他の2人も不幸な死を迎えている。

時代性もあるが
ジャックナイフ、リーゼント、
ちょっとのろまな仲間の不幸な死、ナタリー・ウッド
など、「ウェスト・サイド物語」製作へのヒントが詰まっている。

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

『アダムス・ファミリー2』大道芸 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。