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『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』 [アニメ]

「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」(2008)★★☆☆50点
原題: THE SKY CRAWLERS
監督: 押井守
プロデューサー: 石井朋彦
製作プロデューサー: 奥田誠治、石川光久
原作: 森博嗣
脚本: 伊藤ちひろ
音楽: 川井憲次
演出: 西久保利彦
キャラクターデザイン・作画監督: 西尾鉄也
美術監督: 永井一男
メカニックデザイン: 竹内敦志
レイアウト設定: 渡部隆
色彩設定: 遊佐久美子
ビジュアルエフェクツ: 江面久
CGIスーパーバイザー: 林弘幸
サウンドデザイン: ランディ・トム、トム・マイヤーズ
音響監督: 若林和弘
整音: 井上秀司
主題歌: 絢香「今夜も星に抱かれて…」
軍事監修: 岡部いさく
声の出演:
 菊地凛子(草薙水素)
 加瀬亮(函南優一)
 谷原章介(土岐野尚文)
 栗山千明(三ツ矢碧)
 榊原良子(笹倉永久、整備士)
 平川大輔(湯田川亜伊豆/合原)
 竹若拓磨(篠田虚雪)
 山口愛(草薙瑞季、水素の娘)
 麦人(山極麦朗)
 大塚芳忠(本田)
 安藤麻吹(フーコ、娼婦)
 西尾由佳理(バスガイド)
 ひし美ゆり子(ユリ)
 竹中直人(マスター)
製作・配給・ジャンル: 「スカイ・クロラ」製作委員会(=日本テレビ放送網、プロダクション・アイジー、バンダイビジュアル、ワーナー・ブラザース映画、ディーライツ、バップ、読売テレビ放送、博報堂DYメディアパートナーズ、D.N.ドリームパートナーズ、読売新聞、中央公論新社、報知新聞) /ワーナーブラザース映画/SF・アクション・青春/121分

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2Dアニメと3DのCGIの融合は
押井監督の作風の一つとして多用されるものらしい。
それが彼の作風として、人気を博しているようだが
アニメ門外漢の私は
ウルトラシリーズなどの特撮を見ているような違和感を覚えた。

加瀬や谷原は
実写と変わらぬ自然な台詞回しがとても新鮮。
函南の風貌やキャラクターと相まって
加瀬の声は山下智久を思わせる。
この2人の、特に加瀬の声の魅力を認識できたのは収穫。

それに対して、菊地・栗山はNG。
菊地の出演映画は観たことがないし
アテレコが下手だからと言って、実演技が下手だとは思わない。
監督が気に入ってオファーしただけあって
無機質的な役どころに合っていることは否定しないが
無機質であることと棒読みはイコールではない。

菊地に栗山、ハリウッド作品に出演経験のある女優。
現代に最初から、英語タイトルが入っていること。
欧州を舞台に、メインの出演者以外はすべて英語スピーカー。
ワーナー作品だけに、ずいぶん外国への発信を意識した作品だ。

"キルドレ" の虚無感・アイデンティティに対する苦悩
といったものの描き出し方は
かなり好みのスタイルで、共感を覚える。
ただ、草薙・函南・土岐野以外の周辺キャラクターの存在が
それをサポートする上で、あまり効果的に働いていない。

戦争批判に至っては
言葉による説明以外、ほぼ無為無策であり
実質的に心に響くものはなかった。

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