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『ガンジー』 [洋画(カ行)]

「ガンジー」(1982)★★★☆☆60点
原題: GANDHI
監督・製作: リチャード・アッテンボロー
脚本: ジョン・ブライリー
撮影: ビリー・ウィリアムズ 、 ロニー・テイラー
音楽: ラヴィ・シャンカール 、 ジョージ・フェントン
出演:
 ベン・キングズレー(マハトマ・"バブー"・ガンジー)
 キャンディス・バーゲン(マーガレット・バーク=ホワイト、カメラマン)
 ジョン・ギールグッド(アーウィン卿)
 マーティン・シーン(ヴィンス・ウォーカー)
 エドワード・フォックス(レジナルド・ダイヤー将軍)
 トレヴァー・ハワード(ブルームフィールド判事)
 ジョン・ミルズ(チェルムズフォード総督)
 ロヒニ・ハタンガディ(カストゥルバ・M・ガンジー夫人)
 イアン・チャールソン(チャーリー・アンドリュース牧師)
 ロシャン・セス(パンディト・ジャワ=ハルラール・ネルー)
 ダニエル・デイ=ルイス(コーリン)
 ハーシュ・ネイヤー(ナートゥーラーム・ゴードセー、暗殺者)
 マイケル・ホーダーン
 アムリッシュ・プリ
受賞:
 アカデミー賞
  ■作品賞
  ■主演男優賞 ベン・キングズレー
  ■監督賞 リチャード・アッテンボロー
  ■脚本賞 ジョン・ブライリー
  ■撮影賞 ビリー・ウィリアムズ、ロニー・テイラー
  ■美術監督・装置  Stuart Craig(美術)、Bob Laing(美術)、Michael Seirton(装置)
  ■衣装デザイン賞 John Mollo、Bhanu Athaiya
  ■編集賞 John Bloom
 NY批評家協会賞
  ■作品賞
  ■男優賞 ベン・キングズレー
 LA批評家協会賞
  ■男優賞 ベン・キングズレー
 ゴールデン・グローブ賞
  ■外国映画賞
  ■男優賞(ドラマ) ベン・キングズレー
  ■監督賞 リチャード・アッテンボロー
  ■脚本賞 ジョン・ブライリー
  ■新人賞 ベン・キングズレー
 英国アカデミー賞
  ■作品賞
  ■主演男優賞 ベン・キングズレー
  ■助演女優賞 ロヒニ・ハタンガディ
  ■監督賞 リチャード・アッテンボロー
  ■新人賞 ベン・キングズレー
製作・ジャンル: 英国=インド/歴史・伝記/188分

ガンジー コレクターズ・エディション [DVD]








インド独立の父マハトマ・ガンジーの半生を描いた映画。

ベン・キングズレーの風貌は、まさにガンジーに生き写しだ。
演技も含め、主演男優賞を総なめにしたのも納得。

非暴力主義を貫いたガンジー。
無抵抗でなく、暴力に拠らない抵抗で英国からの独立を勝ちとる。
その信念たるや、神・仏の領域だ。

パキスタンとの分離に直面しても
最後までその信条を貫いたガンジー。
その真意を汲み取ることのできなかった
狂信的ヒンドゥー教徒の銃弾に倒れることになったことは
さぞ無念だったろう。

パキスタンがイスラム教国であること、
恥ずかしながら全く知らなかった。
正式名、パキスタン・イスラム共和国(Islamic Republic of Pakistan)。
自分の無知に恥ずかしさを覚えた。

ガンジーの素晴らしさ、
そのガンジーを見事に演じきったキングズレーの名演
には、惜しみない拍手を送る。

だが、史実を追う作品であるだけに
ドラマとしては迫力やメリハリに欠ける印象。
多分に好みの問題と思うが
尺の長さも手伝って、退屈することしばしばだった。

冒頭に関して一言。
南ア時代の列車から始まるが
駅の外景がいかにもセットでござい、というのは気に食わない。
製作費との闘いだろうが、
やはりセットにも細心の注意を払ってほしい。

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