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『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』 [アジア映画]

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」(1991)★☆☆☆☆20点
原題: 倩女幽魂III: 道道道(英語題 A CHINESE GHOST STORY III)
監督: チン・シウトン
製作・脚本: ツイ・ハーク
脚本: ロイ・ツェト
撮影: タム・ムーントン
音楽: ロメオ・ディアズ、ジェームズ・ウォン
出演:
 ジョイ・ウォン 王祖賢(シュ・チェ 小卓、僧侶)
 トニー・レオン 梁朝偉(フォン 十方)
 ジャッキー・チュン 張學友(イン・チェッハー 燕赤霞、導士)
 ニナ・リー 利智(シュ・デップ 小蝶、シュ・チェのライバル幽霊)
 ラウ・シウミン 劉兆銘(ロウロウ 姥姥、千年樹の妖怪)
 ラオ・シュン 劉洵(白雲、フォンの師匠・導士)
 ラウ・ユク・チン 劉玉(シュ・ラン 小蘭、シュ・チェの妹)
製作・ジャンル: 香港/ホラー・ファンタジー/108分

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 3 デジタル・リマスター版 [DVD]








第1作から100年後を描いたシリーズ第3作。
第2作同様、雨中、借金取りに巻き込まれるところから始まる。

雨宿りの東屋が火事になり、外へ出る。
雨はまだ降っている体の台詞がつづくが、外景は青い空に白雲。
シリーズ3作目を作るほどヒットしたなら
もうちょっと製作費かければ?
いや、セットもほとんど要らない野外ロケだろうから、
散水して雨降らせるか、せめて曇の日まで待つかしろよ、と思う。

主人公は、役は代われど相変わらずジョイ・ウォン。
ロウロウの手下として蘭若寺に囚われた幽霊という設定は、
第1作のシウシンと同じで少し混同しそう。
相手役は、
前2作のレスリー・チャンからトニー・レオンにバトンタッチ。
ここまできたら、
最後までジョイとレスリーのコンビで突っ走ってほしかったね。

出来としては
シリーズを重ねるごとにレベルダウンする典型。

見所は、ジョイの
衰えることのない美しさと、
白雲の術に苦しむ演技で見せる
顔を引きつらせることも厭わず開き直った顔くらいか。
トニーとジャッキーの安定味ある演技も
退屈なストーリーとスピード感のない演出に行き場なし。

ロウロウが、妖力を回復するために手下の小蝶の血を吸ったり
朝の訪れでなく、太陽光に身を滅ぼす黒山妖怪。
幽霊というより吸血鬼的な性格を帯びた妖怪として描かれている。

ロウロウが簡単にやられてしまうし
黒山妖怪は館のお化けみたいな感じで、
前述のように仏力でなく日光に屈する。

前2作と比較にならないくらい弱っちい妖怪たち。
100年前のロウロウの強さは何だったのかと思うくらい。

シュ・チェは善行で魂が骨つぼから抜けたの?
成仏したのかどうかも不明のままエンディング。

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