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『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』 [洋画(マ行)]

「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」(1985)★★★★85点
原題: MITT LIV SOM HUND(英語題 MY LIFE AS A DOG)
監督・脚本: ラッセ・ハルストレム
製作: ヴァルデマール・ベリエンダール
原作・脚本: レイダル・イェンソン
脚本: ブラッセ・ブレンストレム、ペール・ベルイルント
撮影: イェリエン・ペルション
音楽: ビョルン・イシュファルト
出演:
 アントン・グランセリウス(イングマル)
 メリンダ・キンナマン(サガ)
 アンキ・リデン(イングマルの母)
 マンフレド・セルネル(エリク、イングマルの兄)
 トーマス・フォン・プレムセン(グンネル、母方の叔父)
 キッキ・ルンドグレン(ウラ、グンネルの妻)
 ディドリック・グスタフソン(アルヴィドソン)
 ヴィヴィ・ヨハンソン(アルヴィドソンの妻)
 マグヌス・ラスク(フランソン、始終屋根を修繕している老人)
 ヤン=フィリップ・ホルストレーム(マンネ、緑色の髪の少年)
 レイフ・エリクソン(サンドベルイ、父方の叔父)
 クリスティナ・カールヴィンド(サンドベルイ夫人)
 ヨハンナ・ウーデン("蛙"ちゃん、イングマルの女友だち)
受賞:
 NY批評家協会賞
  ■外国映画賞
 ゴールデン・グローブ賞
  ■外国語映画賞 スウェーデン
 インディペンデント・スピリット賞
  ■外国映画賞監督 ラッセ・ハルストレム(スウェーデン)
製作・ジャンル: スウェーデン/ドラマ/102分

マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD]








R・ハルストレム監督がハリウッドに進出する
きっかけとなったスウェーデン映画。

母親に対する甘えと優しさ。
生前の母を想いながらのモノローグで始まるこの映画は
母の死を経験して大人になっていく
無邪気な少年・イングマルの成長物語だ。

とにかく、イングマル演じる
伊崎充則似のA・グランセリウスの感性が素晴らしい。

"蛙" ちゃんとのお医者さんごっこや
男の子に混じってサッカーやボクシングをするサガの恋心を前に
性の意識も大人に近づいていくイングマル。

子ども心を忘れず、子どもたちと一緒に生活を楽しむ叔父グンネル。
この叔父さんの存在が
イングマルを自分を抑えず伸び伸びと日々を重ねるのに
大きく貢献している。

兄エリクと叔父サンドベルイ、
イングマルとグンネルを、明確な対比として用いている。

当時、ロシアの宇宙船スプートニク2号で打ち上げられた
宇宙犬 "ライカ"。
星空の画をバックに、
そのライカをはじめ、
子どもの視点から社会のニュースに対する素朴な想いを語る。

イングマルら子どもたちの瑞々しい反応は、
物事を純粋に受け止めることを忘れてしまっている
物事を斜めに見て大人と自称する私の目を覚まさせてくれる。
二度寝、三度寝しないように気をつけねば。

ストレートな優しさと意志の強さを
他人の顔色をうかがうことと意思の強さにすり替えてはいないか
時々振り返ってみよう。

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