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『電送人間』 [邦画(タ行)]

「電送人間」(1960)★★☆☆☆40点
監督: 福田純
製作: 田中友幸
脚本: 関沢新一
撮影: 山田一夫
美術: 浜上兵衛
音楽: 池野成
特殊技術・合成: 向山宏
特殊技術・撮影: 荒木秀三郎、有川貞昌
特殊技術・美術: 渡辺明
特殊技術監督: 円谷英二
出演:
 鶴田浩二(桐岡勝、東都新報記者)
 平田昭彦(小林警部)
 中丸忠雄(中本伍郎、須藤兵長)
 土屋嘉男(岡崎捜査主任)
 白川由美(中条明子、日邦精機営業部OL)
 河津清三郎(大西、海南貿易社長)
 田島義文(隆昌元)
 堺左千夫(滝)
 大友伸(塚本、不動産ブローカー)
 佐々木孝丸(仁木博士)
 村上冬樹(三浦博士、桐岡の恩師)
 天本英世(海南貿易社員)
 広瀬正一(海南貿易社員)
 桐野洋雄(海南貿易社員)
 山本廉(丸根刑事)
 向井淳一郎(警視庁部長)
 宇野晃司(トラックの運転手)
 松村達雄(井田)
 堤康久(記者)
製作・ジャンル: 日本/SF・サスペンス・特撮/85分

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銃剣殺人事件をめぐる特撮もの。

「美女と液体人間」同様、またしても
主役は、平田の扮する役大学時代の同級生という役どころ。

"大本営" っていう名の軍隊キャバレーに
金粉ダンサーなんて、時代だなあ。
そういえば「社長太平記」にも海軍バーってのが出てきた。

パトカーを見ていて思ったが
昔の車って、ずいぶん流線型でボディーに丸みがある。
近頃の車よりずっとカッコイイ!

「暗黒街」のわずか4年後だけど
鶴田浩二は少し老けたというか、ぐっと大人になっている。

「美女と液体人間」につづいて、白川由美はスリップ姿を披露。
こういうお色気要素も
大人の観客を動員するための必要条件だったようだ。

電送元が軽井沢の小谷牧場というのは分かるが
隆を殺した際、
電送先である倉庫の電送装置は証拠隠滅のために燃やしている。

滝を殺害した後に
甲府行きの貨物列車が怪爆発ということは
その際に、新たな電送装置は貨車にあったということだが
どうやって運んだのかなあ?
コンテナごと借りていたってこと?

大西の別荘宛てに届いた装置を含めて
かなり高価で大きな電送装置。
少なくとも3台は必要となっているわけだから
仁木博士曰く、
"中本に装置を使われていたのは知っていたが" 程度じゃ
話は収まらない。
しかも、電送可能な体に改造したのは仁木のはずだし…

「仮面ライダー」の死神博士こと天本英世も端役で登場。
年老いてからは腰が曲がっていたせいもあってか分からなかったが
とてもすらっとした長身で、実は180cmもあったなんて。

浅間山の噴火で研究室が崩れ落ち、
牧場に帰れず、電送失敗で幕。
読めてしまうからスリリングではないが、きちんと考えられたオチ。

特撮感の薄いテーマだから、
もっと人間関係を描き出すことに力を入れてもよさそうだが
当時は、特撮やSFばかりが売りで
その中でドラマを生み出すっていう意識は低かったのか。

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