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『美女と液体人間』 [邦画(ハ行)]

「美女と液体人間」(1958)★☆☆☆30点
監督: 本多猪四郎
製作: 田中友幸
原作: 海上日出男
脚本: 木村武
撮影: 小泉一
美術: 北猛夫
編集: 平一二
音楽: 佐藤勝
特殊技術・合成: 向山宏
特殊技術・撮影: 荒木秀三郎、有川貞昌
特殊技術・美術: 渡辺明
特殊技術監督: 円谷英二
出演:
 佐原健二(政田、生物化学助教授)
 白川由美(新井千加子、キャバレー「ホムラ」の歌手)
 平田昭彦(富永、捜査一課長)
 小沢栄太郎(宮下、刑事部長)
 田島義文(坂田刑事)
 坪野鎌之(小山刑事)
 土屋嘉男(田口刑事)
 千田是也(真木、生物化学博士)
 山田彰(若杉巡査)
 佐藤允(内田、麻薬密売人)
 伊藤久哉(三崎、麻薬密売人)
 中村哲(金)
 藤尾純(西山、花田組)
 山本廉(佐伯、花田組)
 夏木陽介(カップルの男)
 園田あゆみ(エミー、ダンサー)
 桐野洋雄(島崎、キャバレー「ホムラ」のボーイ)
 大村千吉(大ちゃん、船員)
 加藤茂雄(松ちゃん、船員)
 加藤春哉(宗ちゃん、船員)
 中島春雄(チョウスケ、船員)
製作・ジャンル: 日本/SF・サスペンス・特撮/87分

美女と液体人間 [DVD]








東宝・変身人間シリーズの1作。

まあ、疑問だらけの作品だ。

そもそも、
第二竜神丸で生まれたオリジナルの液体人間は何人?
甲板にいたとされる6人?
東京あるいは日本に上陸したのは何人?

液体人間が普通の人間を襲った場合、
襲われた人間はいわゆる食料となるのだろうか、
それとも、液体人間として一人に同化するのか
はたまた、新たな液体人間として独立するのか?

食料になって栄養として吸収されるなら、液体人間の数は増えない。

同化するなら、人間として精神活動を維持すると言われる液体に
襲われた人間の意思は追加されるということ?
一塊の液体に複数の人間の意思が同居するのだろうか?

新たに液体人間が増えるなら
それぞれ人間性は液体化する前のまま保たれているのか?

西山は、
三崎の居所を聞き出すために千加子のアパートにやってきて
液体人間に襲われる。
西山を追って始末するためにやってきたかのような液体人間は
液体人間化した三崎ということか?
それなら、元の人間の意識は残るという結論になる。
ならば、液体化した坂田刑事が
善良な市民を襲うことはありえないだろうなあ。

とはいえ、どうしても見境なく襲っているようにみえるから
一様に悪魔化してしまうということなのだろうか?
何のために襲うのだろうか?
他の生物は襲わないのだろうか?
生命維持のためなら、やっぱり栄養分として摂取するということだし。

下水道にガソリン撒いて
町ごと燃やしちゃうってのもずいぶん乱暴な作戦。

火が川面を広がっていくシーンでは
何かを引っぱって火を横へ燃え広がらせている装置が見える。
時代的に稚拙なのは仕方ないが
特殊技術班の苦労が垣間見える。

"もし地球が死の灰に覆われて、我々人類が全滅した時
次にこの地球を支配するのは、液体人間であるかもしれない"
というラストの千田是也の語りは
ちょっと説教くさい反核メッセージ。

千田是也がこんな役で出演しているとは。
あんまり芝居上手くないな。

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