『レオン』 [洋画(ラ行)]
「レオン」(1994)(再)★★★★☆90点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: LEON
監督・脚本: リュック・ベッソン
製作: パトリス・ルドゥー
製作総指揮: クロード・ベッソン
撮影: ティエリー・アルボガスト
音楽: エリック・セラ
出演:
ジャン・レノ(レオン)
ナタリー・ポートマン(マチルダ)
ダニー・アイエロ(トニー)
ゲイリー・オールドマン(ノーマン・スタンフィールド)
ピーター・アペル(マイキー)
マイケル・バダルコ(マチルダの父)
エレン・グリーン(マチルダの母)
サミー・ナセリ(スワットの一員)
製作・ジャンル: 仏国=米国/アクション・ドラマ/111分
リュック・ベッソンが率いた「グラン・ブルー」「ニキータ」で
ジャン・レノという俳優に一気に魅せられた90年代初め。
完全なジャン・レノ ファンとして
この映画をロードショーで観たことを思い出す。
ゲーリー・オールドマンは
出演する作品・役どころの優劣の激しい俳優だが
ここでは変質的な悪役をしっかり演じている。
ビルの出口を映す映像がが揺れて地面に横倒しになったとき
それが、レオンの見ている世界でなく、
スタンフィールドの視界であってほしいとどれだけ祈ったことか。
必要以上にセンチにならずに淡々と映像を重ねるところに
ベッソン監督のセンスのよさを感じる。
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: LEON
監督・脚本: リュック・ベッソン
製作: パトリス・ルドゥー
製作総指揮: クロード・ベッソン
撮影: ティエリー・アルボガスト
音楽: エリック・セラ
出演:
ジャン・レノ(レオン)
ナタリー・ポートマン(マチルダ)
ダニー・アイエロ(トニー)
ゲイリー・オールドマン(ノーマン・スタンフィールド)
ピーター・アペル(マイキー)
マイケル・バダルコ(マチルダの父)
エレン・グリーン(マチルダの母)
サミー・ナセリ(スワットの一員)
製作・ジャンル: 仏国=米国/アクション・ドラマ/111分
リュック・ベッソンが率いた「グラン・ブルー」「ニキータ」で
ジャン・レノという俳優に一気に魅せられた90年代初め。
完全なジャン・レノ ファンとして
この映画をロードショーで観たことを思い出す。
ゲーリー・オールドマンは
出演する作品・役どころの優劣の激しい俳優だが
ここでは変質的な悪役をしっかり演じている。
ビルの出口を映す映像がが揺れて地面に横倒しになったとき
それが、レオンの見ている世界でなく、
スタンフィールドの視界であってほしいとどれだけ祈ったことか。
必要以上にセンチにならずに淡々と映像を重ねるところに
ベッソン監督のセンスのよさを感じる。
『レッド・ドラゴン』 [洋画(ラ行)]
「レッド・ドラゴン」(2002)★★★☆☆65点
原題: RED DRAGON
監督: ブレット・ラトナー
製作: ディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティス
製作総指揮: アンドリュー・Z・デイヴィス
原作: トマス・ハリス
脚本: テッド・タリー
撮影: ダンテ・スピノッティ
音楽: ダニー・エルフマン
出演:
アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター博士)
エドワード・ノートン(ウィル・グレアム)
レイフ・ファインズ(フランシス・ダラハイド)
エミリー・ワトソン(リーバ・マクレーン)
フィリップ・シーモア・ホフマン(フレディ・ラウンズ)
メアリー=ルイーズ・パーカー(モリー・グレアム)
ハーヴェイ・カイテル(ジャック・クロフォード)
アンソニー・ヒールド(フレデリック・チルトン博士)
フランキー・フェイソン(バーニー・マシューズ)
タイラー・パトリック・ジョーンズ(ジョシュ・グレアム)
マルグリット・マッキンタイア(ヴァレリー・リーズ)
エリザベス・デネヒー(ビヴァリー)
ブレンダ・ストロング
マーク・モーゼス
製作・ジャンル: 米国/サスペンス・クライム/125分
映画では、
本作につづく「羊たちの沈黙」「ハンニバル」が先行しているが
これが原作小説における「レクター」シリーズの第一作。
他の2作はかなり以前に観た上に、
J・フォスターとA・ホプキンスの心理戦ばかりが印象的で、
事件そのものの記憶が飛んでいる。
本作の事件は結末がイマイチ。
E・ノートンの分析ぶりはなかなか面白いが
レクター、盲目女性とのストーリーを含めた犯人像の不明確さが
作品の焦点を散漫にしている。
冒頭で一瞬で描かれるハンニバル事件が一番面白いかな。
原題: RED DRAGON
監督: ブレット・ラトナー
製作: ディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティス
製作総指揮: アンドリュー・Z・デイヴィス
原作: トマス・ハリス
脚本: テッド・タリー
撮影: ダンテ・スピノッティ
音楽: ダニー・エルフマン
出演:
アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター博士)
エドワード・ノートン(ウィル・グレアム)
レイフ・ファインズ(フランシス・ダラハイド)
エミリー・ワトソン(リーバ・マクレーン)
フィリップ・シーモア・ホフマン(フレディ・ラウンズ)
メアリー=ルイーズ・パーカー(モリー・グレアム)
ハーヴェイ・カイテル(ジャック・クロフォード)
アンソニー・ヒールド(フレデリック・チルトン博士)
フランキー・フェイソン(バーニー・マシューズ)
タイラー・パトリック・ジョーンズ(ジョシュ・グレアム)
マルグリット・マッキンタイア(ヴァレリー・リーズ)
エリザベス・デネヒー(ビヴァリー)
ブレンダ・ストロング
マーク・モーゼス
製作・ジャンル: 米国/サスペンス・クライム/125分
映画では、
本作につづく「羊たちの沈黙」「ハンニバル」が先行しているが
これが原作小説における「レクター」シリーズの第一作。
他の2作はかなり以前に観た上に、
J・フォスターとA・ホプキンスの心理戦ばかりが印象的で、
事件そのものの記憶が飛んでいる。
本作の事件は結末がイマイチ。
E・ノートンの分析ぶりはなかなか面白いが
レクター、盲目女性とのストーリーを含めた犯人像の不明確さが
作品の焦点を散漫にしている。
冒頭で一瞬で描かれるハンニバル事件が一番面白いかな。
『リプリー』 [洋画(ラ行)]
「リプリー」('99)★★★☆☆60点
原題: THE TALENTED MR. RIPLEY
監督・脚本: アンソニー・ミンゲラ
製作: ウィリアム・ホーバーグ
トム・ スターンバーグ
原作: パトリシア・ハイスミス
撮影: ジョン・シール
衣装デザイン: ゲイリー・ジョーンズ、アン・ロス
音楽: ガブリエル・ヤーレ
出演:
マット・デイモン(トム・リプリー)
ジュード・ロウ(ディッキー・グリーンリーフ)
グウィネス・パルトロー(マージ・シャーウッド)
フィリップ・シーモア・ホフマン(フレディ・マイルズ)
ケイト・ブランシェット(メレディス・ローグ)
ジャック・ダヴェンポート(ピーター・スミス=キングスレー)
ジェームズ・レブホーン(ハーバート・グリーンリーフ)
セルジオ・ルビーニ(ロヴェリーニ警部)
フィリップ・ベイカー・ホール(アルヴィン・マッキャロン)
セリア・ウェストン(伯母ジョーン)
受賞:
英国アカデミー賞
■助演男優賞 ジュード・ロウ
放送映画批評家協会賞
■作曲賞 ガブリエル・ヤーレ
製作・ジャンル: 米国/クライム・サスペンス・ドラマ/140分
ジュード・ロウがディッキーの放蕩気質をバッチリ演じきっている。
作品の原題 "The Talented Mr. Ripley" に引っかけて
「才能あふれるミスター・ロウ(The Talented Mr. Law)」として
マスコミに取り上げられたほど。
そもそも、原題はRipley、
つまりマット・デイモンの役を指しているのに、
たとえでは、相手役ディッキー演じたジュードを賞賛している。
それほどに彼の演技が抜きん出ていたということだ。
ただ、あの美しい顔から毛深い胸元は想像していなかった。
マット・デイモンは、目指したリプリー像に近づけたんだろうが
同性愛に焦点を合わせたことが
映画全体を重苦しく暗いものにしてしまっている。
逆に
早くからリプリーの正体に気づくマルジュを見ているといらいらする。
大好きなG・パルトロウを一瞬でも嫌いにさせる演出だ。
ラストは、「太陽がいっぱい」よりも含みを持たせた暗いカットで
迫り来る冷徹な結末と島を望む明るい海の情景で幕となる
「太陽が~」と対照的。
ストーリーは冒頭から、時系列の順番を守って展開する。
脚本・演出も説明的なのが気になる。
無駄な説明は観客をバカにすることだ。
「太陽が~」を意識して、
キャスティング・展開・演出など
各所で違ったことをやろうとしすぎた失敗作。
唯一、J・ロウのキャスティングを除いて。
原題: THE TALENTED MR. RIPLEY
監督・脚本: アンソニー・ミンゲラ
製作: ウィリアム・ホーバーグ
トム・ スターンバーグ
原作: パトリシア・ハイスミス
撮影: ジョン・シール
衣装デザイン: ゲイリー・ジョーンズ、アン・ロス
音楽: ガブリエル・ヤーレ
出演:
マット・デイモン(トム・リプリー)
ジュード・ロウ(ディッキー・グリーンリーフ)
グウィネス・パルトロー(マージ・シャーウッド)
フィリップ・シーモア・ホフマン(フレディ・マイルズ)
ケイト・ブランシェット(メレディス・ローグ)
ジャック・ダヴェンポート(ピーター・スミス=キングスレー)
ジェームズ・レブホーン(ハーバート・グリーンリーフ)
セルジオ・ルビーニ(ロヴェリーニ警部)
フィリップ・ベイカー・ホール(アルヴィン・マッキャロン)
セリア・ウェストン(伯母ジョーン)
受賞:
英国アカデミー賞
■助演男優賞 ジュード・ロウ
放送映画批評家協会賞
■作曲賞 ガブリエル・ヤーレ
製作・ジャンル: 米国/クライム・サスペンス・ドラマ/140分
ジュード・ロウがディッキーの放蕩気質をバッチリ演じきっている。
作品の原題 "The Talented Mr. Ripley" に引っかけて
「才能あふれるミスター・ロウ(The Talented Mr. Law)」として
マスコミに取り上げられたほど。
そもそも、原題はRipley、
つまりマット・デイモンの役を指しているのに、
たとえでは、相手役ディッキー演じたジュードを賞賛している。
それほどに彼の演技が抜きん出ていたということだ。
ただ、あの美しい顔から毛深い胸元は想像していなかった。
マット・デイモンは、目指したリプリー像に近づけたんだろうが
同性愛に焦点を合わせたことが
映画全体を重苦しく暗いものにしてしまっている。
逆に
早くからリプリーの正体に気づくマルジュを見ているといらいらする。
大好きなG・パルトロウを一瞬でも嫌いにさせる演出だ。
ラストは、「太陽がいっぱい」よりも含みを持たせた暗いカットで
迫り来る冷徹な結末と島を望む明るい海の情景で幕となる
「太陽が~」と対照的。
ストーリーは冒頭から、時系列の順番を守って展開する。
脚本・演出も説明的なのが気になる。
無駄な説明は観客をバカにすることだ。
「太陽が~」を意識して、
キャスティング・展開・演出など
各所で違ったことをやろうとしすぎた失敗作。
唯一、J・ロウのキャスティングを除いて。
『ラッキー・ユー』 [洋画(ラ行)]
「ラッキー・ユー」('07)★★★☆☆50点
原題: LUCKY YOU
監督・脚本: カーティス・ハンソン
製作: デニーズ・ディ・ノヴィ、カーティス・ハンソン、キャロル・フェネロン
製作総指揮: ブルース・バーマン
原案・脚本: エリック・ロス
撮影: ピーター・デミング
音楽: クリストファー・ヤング
出演:
エリック・バナ(ハック・チーバー)
ドリュー・バリモア(ビリー・オファー)
ロバート・デュヴァル(LC・チーバー)
デブラ・メッシング(スーザン・オファー)
ホレイショ・サンズ(レディ・エディ)
チャールズ・マーティン・スミス(ロイ・ドゥルチャー)
サヴェリオ・ゲーラ(レスター)
ロバート・ダウニー・Jr
製作・ジャンル: 米国/ドラマ・ロマンス・ギャンブル/124分
恋もゲームも駆け引きの主人公が、真摯に生きる女性と出会い
駆け引きを捨てて孤独な自分の殻を破る人間成長ドラマ。
というのが、作品のテーマだろうが
ラブストーリーに父子の確執を絡めて描くプロットは陳腐。
また、ビッグトーナメントへの出場料稼ぎを中盤まで展開するのも
「ハスラー2」などと同様、ギャンブル物の定番。
何より
主人公をめぐる、父・恋人・友人・そして対戦相手
すべてにおいて、対立がゆるいものだから
それが解消されるカタルシスを得ることが出来ないし
それぞれのキャラも立ってこない。
それでも、オーストラリア人俳優E・バナがクールなハックを好演。
テーブルで相手の手を読むために向ける真っ直ぐな視線がいい。
一方、恋人役のドリュー・バリモア。
「E.T.」で一躍有名になったものの
飲酒・薬物・ヌード・派手な男性遍歴など、
映画以外のところで世間を騒がせている印象が強い。
本作では、バナと恋仲になる歌手志望の女性を演じているが
立ち位置が中途半端なキャラクターで
演技的な突破口とはならないだろう。
父親役のR・デュヴァルはさすがベテラン俳優の貫禄。
すべてが甘いこの作品で
一人、スマートな親子対立を支えているのが救い。
ポーカーシーンは、
実際のプロのプレーヤーを出演させたことで満足していて
駆け引きの緊張感、ゲームの高揚感などに欠ける。
現実よりもスリリングに描き、ドラマを生み出さなければ
観客は巻き込まれない。
原題: LUCKY YOU
監督・脚本: カーティス・ハンソン
製作: デニーズ・ディ・ノヴィ、カーティス・ハンソン、キャロル・フェネロン
製作総指揮: ブルース・バーマン
原案・脚本: エリック・ロス
撮影: ピーター・デミング
音楽: クリストファー・ヤング
出演:
エリック・バナ(ハック・チーバー)
ドリュー・バリモア(ビリー・オファー)
ロバート・デュヴァル(LC・チーバー)
デブラ・メッシング(スーザン・オファー)
ホレイショ・サンズ(レディ・エディ)
チャールズ・マーティン・スミス(ロイ・ドゥルチャー)
サヴェリオ・ゲーラ(レスター)
ロバート・ダウニー・Jr
製作・ジャンル: 米国/ドラマ・ロマンス・ギャンブル/124分
恋もゲームも駆け引きの主人公が、真摯に生きる女性と出会い
駆け引きを捨てて孤独な自分の殻を破る人間成長ドラマ。
というのが、作品のテーマだろうが
ラブストーリーに父子の確執を絡めて描くプロットは陳腐。
また、ビッグトーナメントへの出場料稼ぎを中盤まで展開するのも
「ハスラー2」などと同様、ギャンブル物の定番。
何より
主人公をめぐる、父・恋人・友人・そして対戦相手
すべてにおいて、対立がゆるいものだから
それが解消されるカタルシスを得ることが出来ないし
それぞれのキャラも立ってこない。
それでも、オーストラリア人俳優E・バナがクールなハックを好演。
テーブルで相手の手を読むために向ける真っ直ぐな視線がいい。
一方、恋人役のドリュー・バリモア。
「E.T.」で一躍有名になったものの
飲酒・薬物・ヌード・派手な男性遍歴など、
映画以外のところで世間を騒がせている印象が強い。
本作では、バナと恋仲になる歌手志望の女性を演じているが
立ち位置が中途半端なキャラクターで
演技的な突破口とはならないだろう。
父親役のR・デュヴァルはさすがベテラン俳優の貫禄。
すべてが甘いこの作品で
一人、スマートな親子対立を支えているのが救い。
ポーカーシーンは、
実際のプロのプレーヤーを出演させたことで満足していて
駆け引きの緊張感、ゲームの高揚感などに欠ける。
現実よりもスリリングに描き、ドラマを生み出さなければ
観客は巻き込まれない。
『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』 [洋画(ラ行)]
『ロビン・フッド<プリンス・オブ・ウェールズ>』 [洋画(ラ行)]
「ロビン・フッド<プリンス・オブ・ウェールズ>」(’91)(再)★★★☆☆60点
※(再):私が以前に観たことのある作品
たしかこの映画の公開年は、ロビンフッド映画の競演となったはず。
私はケヴィン・コスナー主演のこの作品しか見ていないが
当時、家族で観るには格好の娯楽作品だなあと思ったものだ。
地上波でよくやるせいか、ながらも入れると
今まで5回くらいはこの映画を観ている。
K・コスナーはどうでもいいのだが
アラン・リックマンやメアリー・エリザベス・マストラントニオを
ついつい観たくなってしまうのだ。
あの容姿と独特の声、A・リックマンは貴重な俳優だ。
ハリポタもいいが、個人的にはもっと大人の映画に参加してほしい。
この映画、知名度の高い俳優が集結、金のかかった映画だ。
※(再):私が以前に観たことのある作品
たしかこの映画の公開年は、ロビンフッド映画の競演となったはず。
私はケヴィン・コスナー主演のこの作品しか見ていないが
当時、家族で観るには格好の娯楽作品だなあと思ったものだ。
地上波でよくやるせいか、ながらも入れると
今まで5回くらいはこの映画を観ている。
K・コスナーはどうでもいいのだが
アラン・リックマンやメアリー・エリザベス・マストラントニオを
ついつい観たくなってしまうのだ。
あの容姿と独特の声、A・リックマンは貴重な俳優だ。
ハリポタもいいが、個人的にはもっと大人の映画に参加してほしい。
この映画、知名度の高い俳優が集結、金のかかった映画だ。