『愛より強い旅』 [洋画(ア行)]
「愛より強い旅」(2004)★★☆☆☆40点
原題: EXILES
監督・製作・脚本・音楽: トニー・ガトリフ
撮影: セリーヌ・ボゾン
編集: モニック・ダルトンヌ
音楽: デルフィーヌ・マントゥレ
出演:
ロマン・デュリス(ザノ)
ルブナ・アザバル(ナイマ)
レイラ・マクルフ(レイラ)
アビブ・シェック(アビブ)
ズイール・ゼカム(サイッド)
ラティーファ・アフラール
フランシスコ=ジャヴァイア・ロドリゲス=ヴェガ
モハメド・ハラーリ
ハッサン・ナバト
エレナ・アラヴェロ=ゴンザレス
受賞:
カンヌ国際映画祭
■監督賞 トニー・ガトリフ
製作・ジャンル: 仏国/ドラマ・音楽/103分
パリからアルジェリアへ
自らのルーツを探る男女を描いたロードムービー。
ガトリフ監督作品は初めてだが
台詞をはじめとした理知に頼らず、
視覚・聴覚といった五感に訴える作風のようだ。
奔放なナイマは可愛い。
人間は何歳くらいまでああいう無邪気な行動をとれるのものだろうか
と、もう若くない視点に立つ私は憧憬の念を抱きながら観ていた。
ルブナ・アザバルはとても魅力的な女優だ。
ルーツを辿る旅は、ザノが望んだことだが
ザノよりもナイマにフォーカスが当たっている印象。
ザノについては
亡き両親の痕跡残る地へ気楽な思い出探しに出かけただけ
としか感じられない。
目的地は、実際にアルジェリア地震で多大な被害を受けたナイバ。
そのナイバで、2人がトランス状態に至るまで踊るオーラス。
ここがこの映画の唯一の見せ場のように思うが
それが、ルーツ回帰とつながっているとは思えない。
むしろ
シルビア・クリステル主演でセンセーションを巻き起こした
「エマニエル夫人」で展開される性の解放に似たコンセプトを感じる。
憑き物が取れたように、ルイバを後にするラストカット。
エキゾチックな儀式しか残らない作品だった。
原題: EXILES
監督・製作・脚本・音楽: トニー・ガトリフ
撮影: セリーヌ・ボゾン
編集: モニック・ダルトンヌ
音楽: デルフィーヌ・マントゥレ
出演:
ロマン・デュリス(ザノ)
ルブナ・アザバル(ナイマ)
レイラ・マクルフ(レイラ)
アビブ・シェック(アビブ)
ズイール・ゼカム(サイッド)
ラティーファ・アフラール
フランシスコ=ジャヴァイア・ロドリゲス=ヴェガ
モハメド・ハラーリ
ハッサン・ナバト
エレナ・アラヴェロ=ゴンザレス
受賞:
カンヌ国際映画祭
■監督賞 トニー・ガトリフ
製作・ジャンル: 仏国/ドラマ・音楽/103分
パリからアルジェリアへ
自らのルーツを探る男女を描いたロードムービー。
ガトリフ監督作品は初めてだが
台詞をはじめとした理知に頼らず、
視覚・聴覚といった五感に訴える作風のようだ。
奔放なナイマは可愛い。
人間は何歳くらいまでああいう無邪気な行動をとれるのものだろうか
と、もう若くない視点に立つ私は憧憬の念を抱きながら観ていた。
ルブナ・アザバルはとても魅力的な女優だ。
ルーツを辿る旅は、ザノが望んだことだが
ザノよりもナイマにフォーカスが当たっている印象。
ザノについては
亡き両親の痕跡残る地へ気楽な思い出探しに出かけただけ
としか感じられない。
目的地は、実際にアルジェリア地震で多大な被害を受けたナイバ。
そのナイバで、2人がトランス状態に至るまで踊るオーラス。
ここがこの映画の唯一の見せ場のように思うが
それが、ルーツ回帰とつながっているとは思えない。
むしろ
シルビア・クリステル主演でセンセーションを巻き起こした
「エマニエル夫人」で展開される性の解放に似たコンセプトを感じる。
憑き物が取れたように、ルイバを後にするラストカット。
エキゾチックな儀式しか残らない作品だった。
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