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『アザーズ』 [洋画(ア行)]

「アザーズ」(2001)★★☆☆☆40点
原題: THE OTHERS
監督: アレハンドロ・アメナーバル
製作: フェルナンド・ボバイラ、ホセ・ルイス・クエルダ、パーク・サンミン
製作総指揮: トム・クルーズ、リック・シュウォーツ、ポーラ・ワグナー、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本: アレハンドロ・アメナーバル
撮影: ハビエル・アギーレサロベ
衣装デザイン: ソニア・グランデ
編集: ナチョ・ルイス・カピヤス
音楽: アレハンドロ・アメナーバル
出演:
 ニコール・キッドマン(グレース・ステュワート)
 フィオヌラ・フラナガン(バーサ・ミルズ、使用人)
 エレイン・キャシディ(リディア、使用人)
 エリック・サイクス(エドマンド・タトル、庭師)
 アラキーナ・マン(アン・ステュワート、グレースの娘)
 ジェームズ・ベントレー(ニコラス・ステュワート、グレースの息子)
 クリストファー・エクルストン(チャールズ・ステュワート、グレースの夫)
 ルネ・アシャーソン(老婆)
 アレクサンダー・ヴィンス(ヴィクター・マーリッシュ)
 キース・アレン(マーリッシュ氏 )
 ミッシェル・フェアリー(マーリッシュ夫人)
 ゴードン・リード
 リカルド・ロペス
 アルド・グリーヨ
製作・ジャンル: 米国=スペイン=仏国/サスペンス・ホラー/104分

アザーズ [DVD]








第二次大戦末期の英国の孤島にある大屋敷を舞台に
そこに暮らす母子3人を見舞う霊的恐怖を扱った作品。

離婚直前だったT・クルーズが製作総指揮に加わっている。

子供たちの不満・主張はごく尤もなものだ。
型にはまり理屈の通らない物言いしかできないグレース。
子どもたちの疑問が
宗教にとどまらず、戦争に及ぶに至っては
作り手の意図の底流に
反戦論、あるいは反体制主義を垣間見る思いだ。

ミルズら3人の正体を知り、クローゼットに隠れる子供たち。
アナロジーとして
アンが、嫌っていた母親そっくりにニコラスを叱る様は可愛い。

冒頭からしつこく訴えつづけられる子供たちの光アレルギー。
せっかくのこの要素を
クライマックスへ導くきっかけとしてしか使わず
観客の恐怖心を煽る道具にしていないのは勿体ない。

ゴシックホラーと銘打つだけに
屋敷内の景色・雰囲気はとても重要な要素となるが
そういった装置・美術面は高く評価できると思う。

生者と死者、あるいはそれぞれの世界の逆転の発想は面白いが
ホラー映画という観点で言えば、
全く恐怖心を抱くことなく観終わってしまい、非常につまらなかった。

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