SSブログ

『ヒンデンブルグ』 [洋画(ハ行)]

「ヒンデンブルグ」(再)(1975)★★★☆70点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: THE HINDENBURG
監督・製作: ロバート・ワイズ
原作: マイケル・M・ムーニー
脚本: ネルソン・ギディング
脚色: リチャード・A・レヴィンソン、ウィリアム・リンク
撮影: ロバート・サーティース、クリフォード・スタイン
音楽: デヴィッド・シャイア
美術: エドワード・C・カーファグノ
装置: フランク・R・マッケルヴィ
音響: レナード・ピーターソン、ドン・シャープレス、ジョン・L・マック、ピーター・バーコス
特殊効果: アルバート・J・ウィトロック、グレン・ロビンソン
衣裳: ドロシー・ジーキンス
出演:
 ジョージ・C・スコット(フランツ・リッター、空軍大佐・ヒンデンブルグ号保安主任)
 ウィリアム・アザートン(カール・ベルト、同号整備士)
 ロイ・シネス(マルティン・フォーゲル、同号専属カメラマン)
 アン・バンクロフト(ウルスラ、伯爵夫人)
 チャールズ・ダーニング(プルス、同号船長)
 リチャード・A・ダイサート(エルンスト・レーマン前船長)
 テッド・ゲーリング(クノール、ヒンデンブルグ号整備士)
 ピーター・キャノン(リュデッケ、同号整備士)
 ギグ・ヤング(エドワード・ダグラス、米国広告代理店重役)
 ロバート・クラリー(ジョー・スパ、軽業師)
 ピーター・ドーナット(リード・チャニング、歌手)
 ジョアンナ・ムーア(チャニング夫人)
 ルネ・オーベルジョノワ(ナピア少佐)
 バージェス・メレディス(エミリオ・パジェッタ)
 アラン・オッペンハイマー(アルバート・ブレスロー、ダイヤの運び人)
 キャサリン・ヘルモンド(ミルドレッド・ブレスロー、アルバートの妻)
 ジーン・ラムジー(ヴァレリー・ブレスロー、アルバートの娘)
 リサ・ペラ(フリーダ・ハルレ、ベルトの恋人)
 ジョイス・デイヴィス(エレノーレ・リッター、フランツの妻)
 コルビー・チェスター(エリオット・ハウエル3世)
 ハーバート・ネルソン(フーゴー・エッケナー博士、ツェッペリン飛行船会社経営者)
 グレッグ・マラヴェイ(H・モリソン、ラジオ局レポーター)
受賞:
 アカデミー賞
  ■特別業績賞(視覚効果) アルバート・J・ウィトロック、グレン・ロビンソン
  ■特別業績賞(音響効果) ピーター・バーコス
製作・ジャンル: 米国/パニック/115分

ヒンデンブルグ [DVD]








大爆発を起こしたヒンデンブルグの真相の謎解きに
一つの解釈を与えた映画。

歴史物、特に謎解きが絡む作品は私の好み。

米国製作だけに、当然英語で展開されるので
ドイツ感が薄いのがちょっと不満。

爆弾犯の(この時点では犯人かどうか不明だが)ベルトを発見して
去り際に「本当は何をするつもりだ?」と問うリッター。
その時のショットは、階段下にいるベルトの目線。
下から煽るカメラワークが非常に印象的だ。

ベルトが誤って開けた穴の修繕。
作業が完了しないうちに、
高度維持のために全速で上昇せざるを得なくなる。
風との闘いとなる船外作業。
時間との競争。
船長の決断。
タイムリミットこそスリル満点のドラマを生むのだ。

明らかに合成であろうが
夕景の地平線に向かう飛行船のショットが美しい。

フォーゲルの登場とともに、爆発を迎えるのは
リッターの作業が単純に間に合わなかったのだろうが、
時計の針を合わせ損ねたようにも
リッターが復讐を果たそうとしたようにも思える。
時計の竜頭を回すリッターの苦悩に思いを馳せた。

爆発以降は
物語の始まる前の、ニュース映像同様に
画面はモノクロに戻る。
燃え上がる炎は
紅くないことで却って、事故の凄惨さがリアルに迫ってくる。

H・モリソンの涙に詰まった実際の中継音声は
聴いている者の胸を激しくゆさぶる。

脂の乗った40代のA・バンクロフトは
美しいだけでなく、貫禄・存在感たっぷり。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

『大誘拐 RAINBOW KIDS』『めし』 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。