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『勝利への脱出』 [洋画(サ行)]

「勝利への脱出」(再)(1980)★★★☆65点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: ESCAPE TO VICTORY
監督: ジョン・ヒューストン
製作: フレディ・フィールズ
原案・脚本: ヤボ・ヤブロンスキー
原案: ジェフ・マグワイア、ジョルジェ・ミリチェヴィク
脚本: エヴァン・ジョーンズ
撮影: ジェリー・フィッシャー
音楽: ビル・コンティ
出演:
 シルヴェスター・スタローン(ロバート・ハッチ)
 マイケル・ケイン(ジョン・コルビー大尉、連合軍キャプテン)
 マックス・フォン・シドー(カール・フォン・シュタイナードイツ軍少佐)
 ペレ(ルイス・フェルナンデス、連合軍選手)
 ボビー・ムーア(テリー・ブレイディー、連合軍選手)
 オズワルド・アルディレス(カルロス・レイ、連合軍選手)
 カジミエシュ・デイナ(連合軍選手)
 ポール・ヴァン・ヒムスト(連合軍選手)
 ハルヴァー・ソレンセン(連合軍選手)
 マイク・サマビー(連合軍選手)
 コ・プリンス(連合軍選手)
 ラッセル・オスマン(連合軍選手)
 ジョン・ウォーク(連合軍選手)
 セレン・リンステッド(連合軍選手)
 ケヴィン・オキャロハン(トニー・ルイス、連合軍ゴールキーパー)
 カロル・ローレ(レネー、レジスタンス)
製作・ジャンル: 米国/ドラマ・スポーツ・アクション/116分

勝利への脱出 [DVD]








第2次世界大戦下で行なわれる
ドイツ軍 vs 連合軍捕虜のサッカー試合をメインに
捕虜たちの脱出劇を描いた作品。

サッカーの王様・ペレをはじめ、
アルディレス、ボビー・ムーア、デイナ、ファン・ヒムストら
有名サッカー選手が出演している。
そのほか、
ラッセル・オスマン、ジョン・ウォーク、ローリー・シヴェル、
ロビン・ターナー、ケヴィン・オキャロハンなど
英国イプスウィッチ・タウンFCの現役メンバー(当時)が多数出演。
M・ケインとスタローンのプレーシーンを吹き替えているのも
同クラブチームの選手である。

この映画は
1942年8月、第2次世界大戦下のウクライナで行われた
ドイツ空軍 vs ディナモ・キエフの親善試合をモデルとしている。
ディナモの圧勝に終わったこの試合、
面目を潰されたドイツ軍は、報復として
ディナモの選手たちを強制収容所へ送り、その多くを処刑した。

悲劇に終わったモデルとなった実際の試合とは違って
痛快な脱出劇に仕立てたのが本作。

クレジットでも、M・ケインを抑えてトップに流れるように
「ロッキー2」を打ち上げ
乗りに乗っていたスタローンのためという色彩の強い映画。

針金を口にくわえてシャワーから脱出するシーンは
数年後に大ヒットする「ランボー」を思わせる画面(えづら)。

正ゴールキーパーのトニーは
腕を折られた上に、
居残りで脱出できなかったとなれば、とても可哀想だ。

私のような素人でも
W杯やクラブ選手権などをTVでよく観るような時代になり
ダイナミックなプレーに慣れ親しんでいる今観ると
プロ選手のプレーの凄さがこじんまりと感じれられてしまう。
贅沢病だな。

一番好きなのは
敵チームであるペレのオーバーヘッドシュートに
思わず立ち上がって拍手を送ってしまうシュタイナー少佐の姿。

脱出作戦が遂行されず
疑問と不満を抱いている連合軍将校たちも
徐々に試合にのめり込んでいく過程も同様に微笑ましい。

レジスタンスの苦労が水の泡となってしまうのは残念だが
ラストの爽快さはハナマル。

「大脱走」の二番煎じ的な印象は拭えないが
脱獄・脱出を含め、人を出し抜くストーリーには血が騒ぐ。

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