『殺しのドレス』 [洋画(カ行)]
「殺しのドレス」(1980)★★★☆☆60点
原題: DRESSED TO KILL
監督・脚本: ブライアン・デ・パルマ
製作: ジョージ・リットー
撮影: ラルフ・ボード
音楽: ピノ・ドナッジオ
出演:
ナンシー・アレン(リズ・ブレイク、娼婦)
マイケル・ケイン(エリオット、精神科医)
アンジー・ディキンソン(ケイト・ミラー)
キース・ゴードン(ピーター・ミラー、ケイトの息子)
デニス・フランツ(マリーノ、刑事)
デヴィッド・マーグリーズ(リーヴィ、精神科医)
スザンナ・クレム(ベティ・ルース、女性刑事)
ケン・ベイカー(ウォレン・ロックマン)
ブランドン・マガート
製作・ジャンル: 米国/サスペンス/105分
「サイコ」の影響を強く受けたデ・パルマ作品。
公開前年に監督と結婚し(のちに離婚し)たN・アレンが主演。
男女の心理的な駆け引きを描いた
美術館からタクシーまでのシークエンスは秀逸。
作品にぐっと引き込まれる。
これだけでも、この映画を観る価値は十分にある。
その冒頭からリズが地下鉄で追われるシーンあたりまでと
それ以降の事件解決に至るまでのメインの展開。
この2者の間から受ける印象が、
まったく別の作品を見ているのではないかと思うくらい違う。
台詞の有無がその印象を大きく変えているだけでなく
演出自体がガラリと変わっているのではないだろうか。
事件解決後、リズの悪夢から最後のシーンについては
殺人を犯すような性倒錯と多重人格を患う精神病者が未隔離
という非現実的な設定を含め、また冒頭の「サイコ」テイストに戻る。
結果的なのか意図的なのか
作風の非統一性がとにもかくにも気になってしまった。
観客はまず、その俳優が犯人役であろうと推測するような
クレジットの重い俳優が "やっぱり犯人か" では面白くも何ともなく
全くといっていいほどサスペンスを感じられなくなってしまう。
誰を配役するかを間違えたと言うより
そもそものキャスティング方針が間違っていたのではないだろうか。
スタートダッシュしか決まらなかった。
原題: DRESSED TO KILL
監督・脚本: ブライアン・デ・パルマ
製作: ジョージ・リットー
撮影: ラルフ・ボード
音楽: ピノ・ドナッジオ
出演:
ナンシー・アレン(リズ・ブレイク、娼婦)
マイケル・ケイン(エリオット、精神科医)
アンジー・ディキンソン(ケイト・ミラー)
キース・ゴードン(ピーター・ミラー、ケイトの息子)
デニス・フランツ(マリーノ、刑事)
デヴィッド・マーグリーズ(リーヴィ、精神科医)
スザンナ・クレム(ベティ・ルース、女性刑事)
ケン・ベイカー(ウォレン・ロックマン)
ブランドン・マガート
製作・ジャンル: 米国/サスペンス/105分
「サイコ」の影響を強く受けたデ・パルマ作品。
公開前年に監督と結婚し(のちに離婚し)たN・アレンが主演。
男女の心理的な駆け引きを描いた
美術館からタクシーまでのシークエンスは秀逸。
作品にぐっと引き込まれる。
これだけでも、この映画を観る価値は十分にある。
その冒頭からリズが地下鉄で追われるシーンあたりまでと
それ以降の事件解決に至るまでのメインの展開。
この2者の間から受ける印象が、
まったく別の作品を見ているのではないかと思うくらい違う。
台詞の有無がその印象を大きく変えているだけでなく
演出自体がガラリと変わっているのではないだろうか。
事件解決後、リズの悪夢から最後のシーンについては
殺人を犯すような性倒錯と多重人格を患う精神病者が未隔離
という非現実的な設定を含め、また冒頭の「サイコ」テイストに戻る。
結果的なのか意図的なのか
作風の非統一性がとにもかくにも気になってしまった。
観客はまず、その俳優が犯人役であろうと推測するような
クレジットの重い俳優が "やっぱり犯人か" では面白くも何ともなく
全くといっていいほどサスペンスを感じられなくなってしまう。
誰を配役するかを間違えたと言うより
そもそものキャスティング方針が間違っていたのではないだろうか。
スタートダッシュしか決まらなかった。
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