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『マークスの山』 [邦画(マ行)]

「マークスの山」(1995)★★★★☆80点
監督・脚本: 崔洋一
製作: 中川滋弘、宮下昌幸、大脇一寛
プロデューサー: 田沢連二
原作: 高村薫
脚本: 丸山昇一
撮影: 浜田毅
美術: 今村力
編集: 後藤彦治、奥原好幸
音楽: ティム・ドナヒュー
出演:
 中井貴一(合田雄一郎)
 萩原聖人(水沢裕之)
 名取裕子(高木真知子)
 古尾谷雅人(肥後和己)
 萩原流行(須崎靖邦)
 小木茂光(吾妻哲郎)
 西島秀俊(森義孝)
 伊藤洋三郎(松井浩司)
 菅原大吉(浅野剛)
 小林稔侍(林原雄三)
 岸部一徳(木原郁夫)
 角野卓造(佐伯正一)
 小須田康人(野村久志)
 笹野高史(林省三)
 前田吟(花房課長)
 遠藤憲一(有沢三郎)
 塩見三省(吉原康)
 岩松了(竹内管理官)
 岸谷五朗(山口)
 松岡俊介(佐多)
 豊原功補(林原、学生時代)
 寺島進(寺島純一)
 宮崎淑子(須崎の妻)
 井筒和幸(畠山宏)
 大杉漣(片桐義勝)
製作・ジャンル: 日本/ドラマ・サスペンス/139分

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)








崔監督の画の撮り方に一番感じるのは
1カットが必要以上に長いということ。

特に、
オーラスで萩原聖人演じる水沢が凍死した姿で発見される場面。
その顔のアップ。
凍って雪のついた涙の跡をクローズアップしたかったんだろうが
あれだけ長回しされると
水沢の心情に思いを馳せるのを通り越して
監督の意図が気になる結果になる。

水沢が看護服を持って一人でアルプスに登るということは
名取演じる真知子が銃撃で死んだ
と思い込んでいるということなのだろうか?
生きていると知っていれば
どんな行動をとったのだろう?

名取の脱ぎっぷりの良さには
プロフェッショナリズムを感じる。
水沢に魅かれる理由は母性なのだろうか?
理由を強く追及しなくてもいいか
と感じるほど名取の水沢に対する愛情を深く感じる。

中井演じる合田警部補の
MARKS、水沢、事件への思い入れを
もう少し強く明確に押し出してくれると面白さはアップし
水沢の発見やスニーカーを洗うラストカットに深みが増すと思う。

畠山って井筒監督か~、まさかって思ってたら
本当にそうだった。
映画でも出たがりなんだと意外でない発見。

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