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『暗黒街の顔役』 [邦画(ア行)]

「暗黒街の顔役」(1959)★★☆☆50点
監督: 岡本喜八
製作: 田中友幸
脚本: 西亀元貞、関沢新一
撮影: 中井朝一
美術: 阿久根厳
音楽: 伊福部昭
特殊技術: 東宝技術部
出演:
 鶴田浩二(小松竜太、横光組幹部)
 宝田明(小松峰夫、クラブ "ランデヴー" の歌手 "エディ")
 三船敏郎(樫村大助、自動車修理工場主)
 河津清三郎(横光、組長)
 平田昭彦(須藤、横光組幹部)
 田中春男(黒崎、横光組幹部)
 佐藤允(五郎)
 草笛光子(リエ、横光の情婦)
 白川由美(菊村純子、愛光園医師)
 市村かつじ(小松真一、竜太の息子)
 柳川慶子(陽子、峰夫の恋人)
 笹るみ子(かな子、食堂店員)
 山本廉(健)
 ミッキー・カーチス(辰)
 夏木陽介(清)
 堺左千夫(市村)
 瀬良明(村上刑事)
 中丸忠雄(下松刑事)
 沢村いき雄(天岸)
 林幹(板金工業社長)
 今泉廉(同秘書)
 天本英世(小山)
製作・ジャンル: 日本/アクション/101分

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私が宝田明を初めて見たのは
東京宝塚劇場『マイ・フェア・レディ』公演だった。
ヒギンス教授を演じていた。
若き宝田の歌っている姿はカッコイイが
年とってから同様、演技は大根。

特に作品的つながりはないが
前作「暗黒街」から3年、鶴田浩二は洋服こそ着ているが
むしろ着物が似合う日本風の任侠役者になっている。
スタイリッシュな平田昭彦やマフィア風の横光に対し
一人、場違いな印象。

三船がこんな泥臭い脇で出演しているのが意外。

売り出し前の佐藤允は押尾学ばりに悪(わる)の存在感十分だが
背伸びしたカッコつけ芝居がいけない。
殺し屋の割には最初から怪我してるし
まともに撃つこともなくあっという間に殺されてしまうなど
台本もその設定のいいかげんさを露呈している。

身ごもった陽子より兄を優先する峰夫、
不具の息子よりボスと対峙して弟を守ることを選ぶ竜太。
兄弟愛しか残らない映画だからこそ
そこまでする兄弟の絆をもう少し深く描いてほしかった。

当時端役ばかりの天本英世に
ついつい目が行ってしまうのは私だけだろうか。

草笛光子美し。

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