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『知りすぎていた男』 [洋画(サ行)]

「知りすぎていた男」(1956)★★★★★100点
原題: THE MAN WHO KNEW TOO MUCH
監督・製作: アルフレッド・ヒッチコック
原案: チャールズ・ベネット、D・B・ウィンダム=リュイス
脚本: ジョン・マイケル・ヘイズ、アンガス・マクファイル
撮影: ロバート・バークス
美術: ヘンリー・バムステッド
作詞・作曲: レイ・エヴァンス、ジェイ・リヴィングストーン
音楽: バーナード・ハーマン
出演:
 ジェームズ・スチュワート(ベンジャミン・マッケナ、"ベン")
 ドリス・デイ(ジョセフィーヌ・コーンウェイ・マッケナ、"ジョー")
 クリス・オルセン(ヘンリー・マッケナ、"ハンク")
 ダニエル・ジェラン(ルイ・ベルナール)
 ラルフ・トルーマン(ブキャナン警視、公安部長)
 ブレンダ・デ・バンジー(ルーシー・ドレイトン)
 バーナード・マイルズ(エドワード・ドレイトン)
 レジー・ナルダー(レイン、暗殺者)
 モーゲンス・ウィート(某国大使)
 アレクスィ・ボーブリンスキー(某国首相)
 ノエル・ウィルマン(ウォーバーン)
 キャロリン・ジョーンズ(シンディ・フォンテイン)
受賞:
 アカデミー賞
  ■歌曲賞 ジェイ・リヴィングストーン、レイ・エヴァンス
       (『ケ・セラ・セラ (Whatever Will Be, Will Be (Que Sera, Sera)』に対して)
製作・ジャンル: 米国/サスペンス/120分

知りすぎていた男 [DVD]








この映画を観るのは5、6回目。
サスペンスものだけに、
2度目以降は筋を知っているから、
最初に観たようなドキドキ感や
次の展開に対する期待・欲求といったものはない。
それでも、面白いのだ。

マラケシュというエキゾチックな土地から始まるストーリー。
一度観たら忘れられない、レジー・ナルダーの不気味な顔。
ロンドンらしく古めかしい教会。
プロットだけでなく、外観的な要素もサスペンスを盛り上げる。

マラケシュの警察で、息子の安否を電話で尋ねてもらっているとき
落ち着かずに電話帳を繰るベンの手元。
細かい心理描写が見事だ。

アンブローズ・チャペル。
Chappell(人名)とchapel(教会の礼拝堂)の取り違い。
人名としての馴染みがない日本人がチャペルと聞けば、
ふつう礼拝堂しか思い浮かべない。
その点、サスペンスを一つ味わい損ねてしまうのが勿体ない。

私はこの映画でドリス・デイを知り
しばらくの間、彼女の歌を聴きあさったものだ。
あれ以来、
"What will be will be
(なるようになるさ、明日は明日の風が吹く)" は
私を支える明るい言葉の一つになっている。

待ちくたびれた友人たちの元へ戻るラストも粋。

『暗殺者の家』のセルフリメイクらしいが
オリジナル映画は未鑑賞。
是非観てみたいもの。

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