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『おとうと』 [邦画(ア行)]

「おとうと」(1960)★★★☆65点
監督: 市川崑
製作: 永田雅一
企画: 藤井浩明
原作: 幸田文
脚本: 水木洋子
撮影: 宮川一夫
美術: 下河原友雄
編集: 中静達治
音楽: 芥川也寸志
出演:
 岸恵子(げん)
 川口浩(碧郎)
 田中絹代(継母)
 森雅之(父、作家)
 仲谷昇(清水と名乗る、警察署の男)
 浜村純(院長)
 岸田今日子(田沼夫人)
 土方孝哉(中田)
 伊丹十三(鉄工場の息子)
 佐々木正時(鉄工場の息子の親父)
 夏木章(刑事)
 星ひかる(借馬屋)
 飛田喜佐夫(馬子)
 伊東光一(船宿の船頭)
 江波杏子(看護婦宮田)
 穂高のり子(分院の看護婦)
 森矢雄二(友達A)
 横山明(友達B)
 森一夫(友達C)
 篠崎一豊(友達D)
受賞:
 カンヌ国際映画祭
  ■フランス映画高等技術委員会賞 市川崑
製作・ジャンル: 日本/ドラマ/98分

おとうと [DVD]








"銀残し" という技法を世界で初めて取り入れた映画。
最近では「プライベートライアン」にも使われた手法だそうだ。
カラー映像だが、時代がかったくすみを出している。
映画技術的に意義の高い作品。

夜の繁華街のシーンも
光のハレーションを巧みに使った美しい映像となっている。

碧郎がげんに対して
不美人はタらされる、などと言うが
美人の岸恵子を捕まえて何言ってるのって思いだ。

自由気ままな弟と、気の強い姉。
いい歳して取っ組み合いのけんかをする姉弟がおかしい。

起こす約束をして手と手をヒモで結び
碧郎の病床の脇で横になるげん。
そんな2人の仲は見ていてうらやましくなる。
異性の兄弟のいない私は
姉妹がいたらどんなだろうと想像を広げた。

結末に胸が痛くなる。
幕切れが唐突だ。

若き日の故伊丹十三、
私の知っている伊丹と顔つきが全く違っていてビックリした。

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