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『錆びたナイフ』 [邦画(サ行)]

「錆びたナイフ」(1958)★☆☆☆☆25点
監督: 舛田利雄
製作: 水の江滝子
原作・脚本: 石原慎太郎
脚本: 舛田利雄
撮影: 高村倉太郎
美術: 松山崇
編集: 辻井正則
音楽: 佐藤勝
出演:
 石原裕次郎(橘行彦)
 小林旭(寺田誠、橘の弟分)
 宍戸錠(島原)
 北原三枝(啓子、西田の娘・明の婚約者)
 白木マリ(万理)(由利、寺田の恋人)
 安井昌二(狩田検事)
 河上信夫(喜史朗)(加納刑事)
 高原駿雄(高石刑事)
 杉浦直樹(勝又清次)
 清水将夫(間野真吾、宇高市市長)
 弘松三郎(間野明、橘の同級生)
 天路圭子(陽子、島原の愛人)
 渡のり子(玉枝)
 黒田剛(玉枝の亭主)
 相原巨典(村松、勝俣の子分)
 柳瀬志郎(高田、同上)
 水木京一(オシ、同上)
 深江章喜(勝俣の子分)
 青木富夫(同上)
 宮川敏彦(同上)
 大須賀更生(同上)
 峰三平(同上)
 楠田薫(美容院の店長)
 小泉郁之助(西田)
 角田真喜子(南条マキ)(ユキ、橘の恋人)
製作・ジャンル: 日本/アクション/90分

錆びたナイフ [DVD]








カウンターにビンを横にして流す溝があるが
機能的でシャレている。

裕次郎は台詞の間が悪く
ノッキングを起こしたような演技であることが目立つ。
台詞回し自体も大仰だ。

高原駿雄扮する高石刑事が、
勝又側の犬だったという設定は面白い。
証言すると警察に飛び込んできた誠を
簡単に一人にする理由に合点がいく。

市長が黒幕であることは
半ばですぐに分かってしまうが
その黒幕が女を物にしたいばかりに
勝又たちに集団レイプさせるに至るというのは
ちょっと無理のある話ではないだろうか。

勝又が差し入れの毒まんじゅうを素直に食べるのも解せない。
"さすがだ、ヤクザにしては潔い死に方だ"
と言われるほど潔い人間なら、あんな卑劣なマネはしない。

そもそも、罪を犯した凶器であるナイフを
出所した橘が持っていられることが不思議だ。
裕次郎が歌う主題歌では、"ジャックナイフ" という歌詞が出てくるが
演技で使っているのは、折りたたみ式でない普通の大型ナイフだ。

無国籍映画なら、ある程度の矛盾や無理に目をつむるが
これは、ストーリー的にごくありふれた犯罪もの。

ロマンスもドラマもない失敗作と言わざるを得ない。

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