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『マディソン郡の橋』 [洋画(マ行)]

「マディソン郡の橋」(1995)★★★★★120点
原題: THE BRIDGES OF MADISON COUNTY
監督・製作: クリント・イーストウッド
製作: キャスリーン・ケネディ
原作: ロバート・ジェームズ・ウォーラー
脚本: リチャード・ラグラヴェネーズ
撮影: ジャック・N・グリーン
音楽: レニー・ニーハウス
出演:
 クリント・イーストウッド(ロバート・キンケイド)
 メリル・ストリープ(フランチェスカ・ジョンソン)
 アニー・コーレイ(キャロリン・ジョンソン)
 ヴィクター・スレザック(マイケル・ジョンソン)
 ジム・ヘイニー(リチャード・ジョンソン)
 サラ・キャスリン・シュミット(若き日のキャロリン)
 クリストファー・クルーン(若き日のマイケル)
 ミシェル・ベネス(ルーシー・レッドフィールド)
 デブラ・モンク(マッジ)
 フィリス・リオンズ(ベティ)
 カイル・イーストウッド(ジェームス・リバー・バンドのメンバー)
製作・ジャンル: 米国/ロマンス・ドラマ/135分

マディソン郡の橋 特別版 [DVD]








この映画を観るのは3度目。
山手線の中、先輩俳優が読み終わったベストセラー小説を借りて
深く感動したのはもう14年前か。

小説の素晴らしさから
イーストウッドによる映画化の話を知ったとき
小説は越えられないだろう、絶対失敗する
そう思ったものだ。

全く期待せずに映画館に足を運んだ私は
自分の想像力のなさを恥じた。

2度目に観たのは、NY留学中の7年前。
もちろん字幕なしで観たわけだが
雨の別れのシーンで嗚咽したことを忘れない。

3度目となる今回、ここでは嗚咽こそしなかったが
このシーンからラストまで涙が途切れることがなかった。
おかげで、涙を流すにも利き目(涙腺)があるのだと分かった。
両目から涙は出るのだが
右頬だけが熱い感動がとめどなく感じていた。

最後に、フランチェスカの声で語られる
「幸せのために手を尽くしなさい。この世は美しいものよ」
の台詞を聞いた途端、たまらず嗚咽してしまった。

すべてを懸けて愛せる人に出会うのは運かもしれない。
だが、きっと身近にもいるはずだ。
母の告白ノートを読み終えた2人の子どもたち同様
私も周りの人たちを精一杯愛そう、
とこの映画を観るたびに思うのだ。

主要映画賞はノミネートばかりで受賞はなかった。
受賞の大半が日本の映画賞だということから判断するに
殊に、日本人の琴線に触れる作品なのかもしれない。

採点は100点満点だが、個人的な好みを反映して
例外的に満点越えの点をつけた。

「グラントリノ」では音楽を担当したイーストウッドの息子カイル。
作品中で確認できなかったが
バンドメンバーとしてクレジットに名を連ねている。

マディソン郡ウィンターセットに建てられた「ジョンソン家」は
撮影後も保存され、観光スポットに。
ローズマン・ブリッジは2002年に放火で焼失してしまった。
返す返す残念だ。

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