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『アラモ』 [洋画(ア行)]

「アラモ」(2004)★★☆☆☆30点
原題: THE ALAMO
監督・脚本: ジョン・リー・ハンコック
製作: ロン・ハワード、マーク・ジョンソン
製作総指揮: トッド・ハロウェル、フィリップ・ステュアー
脚本: レスリー・ボーエム、スティーヴン・ギャガン
撮影: ディーン・セムラー、ジョン・オコーナー
音楽: カーター・バーウェル
出演:
 デニス・クエイド(サム・ヒューストン将軍)
 ビリー・ボブ・ソーントン(デイヴィ・クロケット)
 ジェイソン・パトリック(ジム・ボウイ)
 ジョルディ・モリャ(ホワン・ゼギン)
 パトリック・ウィルソン(ウィリアム・トラヴィス)
 エミリオ・エチェバリア(サンタアナ将軍)
 レオン・リッピー(ウィリアム・ワード)
 トム・デヴィッドソン(グリーン・ジェームソン大佐)
 マーク・ブルカス(ジェームス・ボーナム)
 W・アール・ブラウン(デヴィッド・ヴァーネット)
 エミリー・デシャネル(ロザーナ・トラヴィス)
 アフェモ・オミラミ(サム、奴隷)
 ケヴィン・ページ(ミカージャ・オートリ)
製作・ジャンル: 米国/ドラマ・西部劇/137分

アラモ 特別版 [DVD]








"アラモ砦の闘い" は何度も映画化されているが
この作品以前では、'60年ジョン・ウェインが主演した作品が有名。

特に前半、隊の全体像・人間関係が分かりにくい。
つまり、対立関係やクロケットの立ち位置が曖昧なのだ。

デニス・クエイド演じるクロケット、及び彼が率いる隊の連中は
J・ウェインが演じたような鷹揚さ・奔放さに欠ける。
クロケットを単なる英雄でなく、弱さを抱えた人間として演出。
逆に言えば、
ヒーロー・敵役・対立の構図をはじめ
ドラマティズムやダイナミズムに必要な要素を排している。

冒頭、トラヴィスの夫婦関係を説明することなどからも分かるように
個々を細かくリアルに描きすぎることで
どの人物像も感傷に陥っている。
瑣末に走って大局見えず。

早くからボウイが結核が病床にあること、
最後となるメキシコ側の襲撃の戦法、
クロケットは戦死でなく捕らわれての処刑、
アラモ陥落後の "サン・ハチントの戦い" まで描いたこと、等等
'60年の作品より、はるかに史実に忠実で
エンターテインメントというより、史劇の色彩を強く感じる。

一度もワクワク、ドキドキすることもなく観終わってしまった。

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