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『砂時計(モレシゲ)』 [アジア映画]

「砂時計(モレシゲ)」(TV)(1995)★★★★90点
演出: キム・ジョンハク
脚本: ソン・ジナ
出演:
 チェ・ミンス(パク・テス)
 パク・サンウォン(カン・ウソク)
 コ・ジョンヒョン(ユン・ヘリン)
 イ・ジョンジェ(ペク・ジェヒ)
 チョン・ソンモ(イ・ジョンド)
 パク・クニョン(ユン・ジェヨン会長)
 キム・ビョンギ(カン室長)
 ナム・ソンフン(チャン・ドシク)
 チョ・ミンス(ソニョン、ウソクの妻)
 イ・ドゥイル
 イム・ヒョンシク
製作・ジャンル: 韓国/ドラマ・歴史・ロマンス/全24話

砂時計 DVD-BOX 1








韓国のTVドラマ。
全24話、月~木の週4で放送された
SBS光復{クァンボク}50周年特別企画。

1話 テスとウソク
2話 気の強い女
3話 パパ助けて
4話 3人の友情
5話 それぞれの道
6話 激動する時代
7話 光州事件・前編
8話 光州事件・後編
9話 心の傷
10話 テスとヘリン
11話 地獄
12話 見えない先行き
13話 訣別
14話 テスの逆襲
15話 会長召喚
16話 転落
17話 ヘリン対テス
18話 検事の妻
19話 新社長の窮地
20話 策略
21話 逮捕
22話 罠
23話 最後の逢瀬
24話 裁判

各話のタイトル見ただけで、愛憎劇と知れる。
かなり史実を絡めた作りになってる。
それがこのドラマを観ることになったきっかけ。

当時韓国では、このドラマ観たさに街から人や車が消え
サラリーマンの帰宅時間を早め
「砂時計」ならぬ「帰宅時計」と呼ばれたらしい。
最高視聴率64.5%(歴代3位)を記録。
製作期間1年、制作費約1億5千万ウォン。
脚本のソン・ジナは女性作家。

やっぱり同じアジアで隣の国、日本人に顔が似てる人が多い。
目立った役をちょっと挙げてみる。

主役の3人
 チェ・ミンス: 体格のがっしりした男くさい西村和彦
 パク・サンウォン: ハスに気取った寡黙なくりーむしちゅー上田
 コ・ジョンヒョン: この人に似てる人は思いつかない

脇役たち
 イ・ジョンジェ: シャープなビシバシステムの住田隆
 チョン・ソンモ: 具体的に浮かばないが、昭和の悪役って感じ
 パク・クニョン: ちょっとエラ張りの天地茂
 キム・ビョンギ: パーツが中央に集中した佐々木勝彦
 ナム・ソンフン: いそうでいない、やっぱこの人は韓国人って顔
 チョ・ミンス: 小顔の岸本佳世子

コ・ヒョンジョンはこの作品を最後に結婚・引退したが
離婚を期に芸能界に復帰したとのこと。

昔観た、田村正和・高橋恵子・古谷一行主演のドラマ
『過ぎし日のセレナーデ』を思い出した。
男2人・女1人の愛憎ドラマという以外に共通項はないのだが…


演出的にはかなり古~いって印象。
ヒーローが登場するところなどは
裕ちゃん主演の往年のにっかつ映画みたいなBGMがかかる。
そいでもって、引っ張る引っ張る、引っ張る~~
スローすぎだろ、長すぎだろ、と突っ込みたくなる。

好きだったシーンとしては
ドラマも終盤、
ヒーローとヒロインが最後の一夜を共にしての明け方の別れ。
美しかった。(ここでもやはり、BGMは古く感じられたが)

笑えたのは
悪党も追い詰められると「オモニ~~(母ちゃ~~ん)」と叫ぶこと。

それにしても、ヒーローの詰めの甘さで、またまた引っ張る。
クライマックスでは一々ためる、ためる。

死刑に向かうチェ・ミンス。
ヒーローなのだから、鼻毛くらい切っておいてほしい。

へえ~っ思ったのは
検事が死刑に立ち会うこと(現実とは違うのかも)。

遺言を伝えるシーン、顔近すぎ。
大の男2人が5cmくらいまで顔を近づけることってない。
いくらテンション上がっても。

全部で23時間近くの大河ドラマのラストもラスト。
「先立った友は言った」「その後、どう生きたかだ。それを忘れるな」
ウソクが語る、このモノローグの言葉はとても心に染み入った。

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