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『透明人間』 [邦画(タ行)]

「透明人間」(1954)★★☆☆☆40点
監督: 小田基義
製作: 北猛夫
原案: 別府啓
脚本・原案: 日高繁明
撮影: 円谷英二
美術: 安倍輝明
編集: 庵原周一
振付: 縣洋二
音楽: 紙恭輔
特技監督: 円谷英二
出演:
 河津清三郎(南條)
 三條美紀(美千代、クラブ「黒船」の歌手)
 高田稔(矢島)
 土屋嘉男(小松)
 植村謙二郎(健)
 水野匡雄 (ジョー)
 藤原釜足(まりのおじいさん)
 村上冬樹(山田、社会部長)
 沢村宗之助(代議士)
 恩田清二郎(警視総監)
 大友伸(龍田警部)
 重山規子(踊り子)
 近藤圭子(まり、盲目の少女)
 堤康久(宝石商の店員)
 汐見洋
製作・ジャンル: 日本/SF・特撮/70分

透明人間 [DVD]








円谷が撮影監督を務めた特撮もの。

ピエロのキャップを脱いだ時に一度映っていた髪が
正体を見せましょうと言う時になると消えている。
名キャップや服装で人間の姿形を整えるのは分かるが
目ばかりはどうしようもない。
特撮技術の限界と演出の甘さは時代を考えるに致し方ない。

画(え)が消えるというその効果だけで
当時の観客たちは大興奮したに違いない。

可愛がっている盲目の少女の部屋へ
透明のまま出入りするシーンを見ていると
人間、外見ではごまかせないものこそ大切だと気づかされる。

南條がスクーターで矢島を追うシーンは、
キャスターを追加したスクーターの無人走行らしい。
苦労が伺えるエピソードだ。

オーラス、拳銃の銃弾ごときで
石油タンクが爆発してしまうのは拍子抜け。

落下した南條の死ぬ瞬間。
倒れているのにアゴを縦方向に落として死ぬのは
重力を無視したありえない演技。

ピエロの死とオルゴールの音のラストが切ない。

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