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『アルカトラズからの脱出』 [洋画(ア行)]

「アルカトラズからの脱出」('79)(再)★★★★★90点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: ESCAPE FROM ALCATRAZ
監督・製作: ドン(ドナルド)・シーゲル
製作総指揮: ロバート・デイリー
原作: J・キャンベル・ブルース
脚本: リチャード・タッグル
撮影: ブルース・サーティース
音楽: ジェリー・フィールディング
出演:
 クリント・イーストウッド(フランク・モリス)
 パトリック・マクグーハン(刑務所長)
 ロバーツ・ブロッサム(ドク)
 ジャック・チボー(クラレンス・アングリン)
 フレッド・ウォード(ジョン・アングリン)
 ポール・ベンジャミン(イングリッシュ)
 ラリー・ハンキン(チャーリー・バッツ)
 ブルース・M・フィッシャー(ウルフ)
 フランク・ロンジオ(リトマス)
 ダニー・グローヴァー
製作・ジャンル: 米国/クライム・サスペンス/108分

アルカトラズからの脱出 [DVD]








この映画は過去5, 6回は観ている。
ペットを飼う囚人仲間、ドン的存在との対決、
親しい囚人の死、黒人との交流、刑務所長との対立など
男の子の心をつかんで離さない脱獄物の原点がここにある。
「ショーシャンクの空に」はじめ、
刑務所・脱獄を扱った映画のほとんどがこの作品を踏襲している。

解せないシーンとしては
深夜、空気口から監房を抜けて抜け道を調べに出ているとき
警棒を落とした刑吏が、不審を抱いてモリスを起こすところ。
丸分かりのダミーを見せておきながら、
実はもう自分のベッドに戻っていて、起こされるのはモリス本人。
スリルを抱かせたいのだろうが、
整合性に無理がありすぎで、いくら何でもあれはなしだ。

実話に基づく映画で
実際のアルカトラズ刑務所(跡)で撮影。
私も2003年に訪れているが、
さすがに事件現場で撮影されているだけにリアルだ。
ドクの独房やモリスのダミー人形
おそらく映画で使われた物がそのまま展示されている。

リトマスが、アル・カポネと名乗るのは
一時カポネがアルカトラズに収監されていたことを示唆しているが
容姿的には丸顔が似ているだけ。
実際のカポネは179cmの長身だった。

シーゲル監督がイーストウッドとタッグを組んだ最後の作品でもある。
人間ドラマが薄い感は否定しないが
これは、センチメンタルな演出を廃し、無駄のない展開を優先する
シーゲルの一貫したスタイルによるもの。

クレジットにあるダニー・グローヴァーは
確認できなかったが、囚人の一人として出演。

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