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『白洲次郎』(TV) [TVドラマ]

「白洲次郎」(TVドラマ)(2008-09)★★★★85点
演出・脚本: 大友啓史
脚本: 近衛はな
制作統括: 鈴木圭
原案: 北康利「白洲次郎 占領を背負った男」
     牧山桂子「次郎と正子~娘が語る素顔の白洲家」
音楽: 大友良英
出演:
 白洲次郎(伊勢谷友介)
 白洲正子(中谷美紀)
 近衞文麿(岸部一徳)
 吉田茂(原田芳雄)
 牛場友彦(石丸幹二、次郎の親友)
 辰巳栄一(高橋克実、吉田の軍事顧問)
 河上徹太郎(田中哲司、次郎の友人)
 青山二郎(市川亀治郎、骨董鑑定人)
 白洲文平(奥田瑛二、次郎の父)
 白洲芳子(原田美枝子、次郎の母)
 松本烝治(竜雷太、幣原内閣の国務大臣)
 永野重雄(遠藤憲一、日本製鉄筆頭常務)
 本多誠二(眞島秀和、新聞記者)
 神山繁
 塩見三省
 草村礼子
 中原丈雄
 緒形幹太
 町田マリー
 佐々木勝彦
 春風亭柳橋
 黒部進
 森次晃嗣
 上杉祥三
 北見敏之
 団時朗

NHKドラマスペシャル 白洲次郎 DVD-BOX








春先放映された第1・2回を観て期待していた全3回のNHKドラマ。
原田芳雄の大腸がんにより、3回目はおとといの放映となったが、
1・2回も再び録画し、4時間半分を一気に観た。

伊勢谷友介は実に端正な顔立ちだ。
これまでモデルとしか認識していなかったのだが
私が知らないだけで、俳優としてのキャリアもなかなかのものだ。
次郎自身も、かなりの二枚目だし
正子演じる中谷美紀も
メイクも含め、特に晩年の本人にかなり似ている。

伊勢谷、中谷とも、うまく英語を話している。
かなりうまい方だろうが、
ジャパニーズイングリッシュであることは否めない。
ただここでは、日本人の個性として上手すぎないほうがいい。

主演の2人、そして吉田茂を演じる原田
実によく演じきっているという印象だ。

晩年を迎えるオーラス。
正子は中谷が演じているのに対し、次郎は神山繁が演じている。
老け的なアンバランスもさることながら、
夫婦の一方だけをいきなり挿げ替えるというのはいかがなものか。
自然な老けを演出したかったのだろうが、
かえって違和感ばかりに目がいくお粗末な結果。
あざとい老けメイクでも構わないから、伊勢谷を使うべきだった。

通産委員会で、政府を扇動しているとして次郎が責められるシーン。
委員長に黒部進、質問する議員に森次晃嗣、団時朗
といった具合に
ウルトラマンシリーズのヒーローを配したのは意図的な遊びだろう。

"従順ならざる唯一の日本人"
近年話題にのぼることの多い白洲次郎、興味の尽きない人物だ。

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