『アメリカン・アルファベット』

「アメリカン・アルファベット」（’０２）★★★☆☆60点

ベルギー製作の４分間のショートフィルム。
月並みではあるが、痛烈な米国批判である。
短いので完全ネタバレながら内容を記す。

星条旗の絵が描かれた脇に
this film is dedicated
to all those people wearing things like this.
（このフィルムは、これ｛星条旗｝のたぐいを身に着けた人たち全員に捧げます）
という注釈がつけられたカットで始まり
以下、それぞれ簡単なアニメをバックにアルファベット紹介が進行。

a is for army （Aは陸軍）
b is for business （Bはビジネス）
c is for company （Cは会社）
d is for democracy （Dは民主主義）
e is for economy （Eは経済）
f is for free market （Fは自由市場）
g is for growth （Gは成長）
h is for hero （Hは英雄）
i is for investment （Iは投資）
j is for justice （Jは正義）
k is for know-how （Kはノウハウ）
l is for law （Lは法律）
m is for money （Mはお金）
n is for navy （Nは海軍）
o is for office （Oはオフィス）
p is for production （Pは製造）
q is for quantity （Qは量）

ここで、
PATRIOTIC ADVISORY EXPLICIT TRUTH
（愛国的な勧告、明白な真実）
というインサート。

r is for reality （Rは現実）
s is for stock exchange （Sは株式市場）
t is for trade （Tは取引）
u is for united states （Uは合衆国）
v is for value （Vは価値）
w is for welfare （Wは快適な生活）
x is for xtra （Xは余裕）
y is for you （Yはあなた）
z is for zillion （Zは莫大なお金）

最後に、黒バックに
the u.s.a. is responsible
for the death of at least 700000 iraqi children.
（アメリカ合衆国は、少なくとも70万人のイラン人の子供を死に至らしめた）
という文で終了。