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『アポカリプト』 [洋画(ア行)]

「アポカリプト」(2006)(再)★★★★★95点
※(再):私が以前に観たことのある作品
原題: APOCALYPTO
監督・製作・脚本: メル・ギブソン
製作: ブルース・デイヴィ
製作総指揮: ヴィッキー・クリスチャンセン、ネッド・ダウド
脚本: ファラド・サフィニア
撮影: ディーン・セムラー
プロダクションデザイン: トム・サンダース
衣装デザイン: マイエス・C・ルベオ
編集: ジョン・ライト
音楽: ジェームズ・ホーナー
出演:
 ルディ・ヤングブラッド(ジャガー・パウ)
 ダリア・エルナンデス(セブン)
 ジョナサン・ブリューワー(ブランテッド)
 ラオール・トゥルヒロ(ゼロ・ウルフ)
 モリス・バードイエローヘッド(フリント・スカイ)
 ジェラルド・タラセナ(ミドル・アイ)
 ルドルフォ・パラシオス(スネーク・インク)
 フェルナンド・エルナンデス(高僧)
製作・ジャンル: 米国/アクション・アドベンチャー・ドラマ/138分

アポカリプト [DVD]








マヤ文明の部族闘争に見るアクション(?)ドラマ大作。

冒頭の狩りやオーラスの逃亡シーンは
様々なカメラアングルを駆使して、臨場感たっぷり。
変わり映えしない近代戦争の戦闘描写に
すっかり飽きていた私は引き込まれた。

血が大の苦手な私から見ても
R-15指定を受けるほど、グロテスクな暴力描写とは思えない。

強権部族の儀式における演説は、
ナチスドイツを率いたヒトラーを揶揄しているよう。
また、ここで捕虜たちが生け贄台に横たわるところは
監督のM・ギブソンが主演・監督を務めた「ブレイブハート」で
主人公・ウォレスが処刑されるシーンを思い起こさせる。

マヤ文明の史実には暗いが、
マヤの名を借りて、近代西洋文明を批判しているようだ。

冒頭の狩りのシーンもきちんと数々の伏線となり、
緻密に計算された作品。
ちょっと計算されすぎていて、
先が読めてしまうシークエンスが多いといえば多いが。
ネイティブアメリカン系のルディ・ヤングブラッドが主役を好演。

私がM・ギブソンの大ファンだということを差し引いても
かなりの秀作と言っていい。

欲を言えば、
足元は映らないが、靴を履いて走っていると分かる足音と
作り物の黒豹をもう少しうまく処理できなかったかと言う点。

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