『晩春』 [邦画(ハ行)]
「晩春」(再)(1949)★★★★90点
※(再):私が以前に観たことのある作品
監督・脚本: 小津安二郎
製作: 山本武
原作: 広津和郎
脚本: 野田高梧
撮影: 厚田雄春
美術: 浜田辰雄
衣裳: 鈴木文次郎
音楽: 伊藤宣二
出演:
笠智衆(曾宮周吉、大学教授)
原節子(曾宮紀子、周吉の娘)
月丘夢路(北川アヤ、紀子の友人)
杉村春子(田口マサ、周吉の妹)
青木放屁(田口勝義)
宇佐美淳(服部昌一、周吉の助手)
三宅邦子(三輪秋子)
三島雅夫(小野寺譲)
坪内美子(小野寺きく、譲の後妻)
桂木洋子(小野寺美佐子、譲の娘)
高橋豊子(林しげ、手伝い)
谷崎純(林清造)
紅沢葉子(茶場の先生)
清水一郎(「多喜川」の亭主)
製作・ジャンル: 松竹/ドラマ/108分
叔父の再婚を明るく「汚らしい、不潔よ」と言ってのける
彼女の真っすぐさと強さが清々しい。
父親の後添えに対しても不潔
エレクトラ・コンプレックスの
叔父の後妻と出会い
枕をともに並べて眠る
「あたし好きよ、ああいう方」と言った時の、
目を丸くする笠の表情がとってもつい微笑んでしまう。
訪ねてきた娘の女友達のためにお茶を用意する優しい父親なんて
時代を考えると、とても珍しかったんじゃないだろうか。
手紙で来訪を呼びかける
電電公社が出来たのが1952年、
電話の一般家庭への普及は60年代。
ゲイリー・クーパー登場
日常会話がこれほどおかしいとは思わなかった。
特に、女性陣の台詞がおかしい。
アヤやマサ
熊太郎の呼び名のくだり
父親の娘の幸せを思う気持ち
そして、そのために嘘をついて忍ぶ自らの孤独。
林檎を剥く手が止める父の背中に胸が詰まる。
再三挿入される風景のカット。
この手法は、日本人の文化に深く根ざしているからこそ
情感を高める効果があるのだと思う。
三つ指突いて、結婚式に向かう女性は
今時どれくらいいるのだろうか。
※(再):私が以前に観たことのある作品
監督・脚本: 小津安二郎
製作: 山本武
原作: 広津和郎
脚本: 野田高梧
撮影: 厚田雄春
美術: 浜田辰雄
衣裳: 鈴木文次郎
音楽: 伊藤宣二
出演:
笠智衆(曾宮周吉、大学教授)
原節子(曾宮紀子、周吉の娘)
月丘夢路(北川アヤ、紀子の友人)
杉村春子(田口マサ、周吉の妹)
青木放屁(田口勝義)
宇佐美淳(服部昌一、周吉の助手)
三宅邦子(三輪秋子)
三島雅夫(小野寺譲)
坪内美子(小野寺きく、譲の後妻)
桂木洋子(小野寺美佐子、譲の娘)
高橋豊子(林しげ、手伝い)
谷崎純(林清造)
紅沢葉子(茶場の先生)
清水一郎(「多喜川」の亭主)
製作・ジャンル: 松竹/ドラマ/108分
叔父の再婚を明るく「汚らしい、不潔よ」と言ってのける
彼女の真っすぐさと強さが清々しい。
父親の後添えに対しても不潔
エレクトラ・コンプレックスの
叔父の後妻と出会い
枕をともに並べて眠る
「あたし好きよ、ああいう方」と言った時の、
目を丸くする笠の表情がとってもつい微笑んでしまう。
訪ねてきた娘の女友達のためにお茶を用意する優しい父親なんて
時代を考えると、とても珍しかったんじゃないだろうか。
手紙で来訪を呼びかける
電電公社が出来たのが1952年、
電話の一般家庭への普及は60年代。
ゲイリー・クーパー登場
日常会話がこれほどおかしいとは思わなかった。
特に、女性陣の台詞がおかしい。
アヤやマサ
熊太郎の呼び名のくだり
父親の娘の幸せを思う気持ち
そして、そのために嘘をついて忍ぶ自らの孤独。
林檎を剥く手が止める父の背中に胸が詰まる。
再三挿入される風景のカット。
この手法は、日本人の文化に深く根ざしているからこそ
情感を高める効果があるのだと思う。
三つ指突いて、結婚式に向かう女性は
今時どれくらいいるのだろうか。
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