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『JAWS/ジョーズ』 [洋画(サ行)]

「JAWS/ジョーズ」(1975)★★★★☆80点
原題: JAWS
監督: スティーヴン・スピルバーグ
製作: リチャード・D・ザナック、デヴィッド・ブラウン
原作・脚本: ピーター・ベンチリー
脚本: カール・ゴットリーブ
撮影: ビル・バトラー
美術: ジョセフ・アルヴス・Jr
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演:
 ロイ・シャイダー(マーティン・ブロディ署長)
 ロバート・ショウ(クイント)
 リチャード・ドレイファス(マット・フーパー、海洋協会の海洋学者)
 ロレイン・ゲイリー(エレン・ブロディ、ブロディ夫人)
 カール・ゴットリーブ(メドウズ)
 マーレイ・ハミルトン(ボーン市長)
 ジェフリー・クレイマー(ヘンドリックス)
 スーザン・バックリーニ(クリシー)
 ジョナサン・フィレイ(キャシディ)
 クリス・レベロ(マイケル・ブロディ)
 ジェイ・メロ(ショーン・ブロディ)
 テッド・グロスマン(入江のボートの男)
 ピーター・ベンチリー(TVレポーター)
受賞:
 アカデミー賞
  ■作曲賞 ジョン・ウィリアムズ
  ■音響賞 Earl Madery、John Carter、Robert L. Hoyt、Roger Heman
  ■編集賞 ヴァーナ・フィールズ
 ゴールデン・グローブ
  ■音楽賞 ジョン・ウィリアムズ
 英国アカデミー賞
  ■作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞) ジョン・ウィリアムズ
 アメリカ国立フィルム登録簿
  ■新規登録作品
製作・ジャンル: 米国/サスペンス・パニック/124分

JAWS/ジョーズ 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]








パニック映画の原点ともなった作品。
「激突!」に続くこのヒット作で
スピルバーグの名は映画界に不動の地位を築いた。
「激突!」は何度となく観ているが、この映画は初鑑賞。
パニック映画ということで
海水浴客が襲われるシーン満載なのかなと思っていたが
大半はオルカ号に乗り込んだ主役3名の船上でのサメとの死闘。

冒頭、海面上に見える娘の姿だけを映し
実体の見えない恐怖を音楽でたたみ込んで煽る。

"姿の見えない恐怖の元" という点では
スピルバーグの出発点となった「激突!」と共通している。
途中からその恐ろしい姿を現す点が「激突!」と決定的な違い。

襲われたボートを捜索するフーパー。
戦隊に開いた穴から死人の顔が突然現れるのにはドッキリ。
突然顔を出すのはサメだけだろうと油断していて不意を衝かれた。

海中を泳ぐサメはおそらくほとんど本物を撮影しているだろう。
海面上に現すのは作り物だろうから
さぞ萎えるだろうなあと思っていたが
人間たちの奮闘ぶりと相まってほとんど気にならなかった。

船上がほとんどの舞台だが
俯瞰あり、船室からの外景、海からの船、海面からの船なめ
などなど、多種のシュートアングルに飽きが来ない。

クイントが乗り組んでいたというインディアナポリス号の惨劇は実話。
とはいえ、
サメの犠牲となった乗員数やその惨劇は誇張されているようだ。
「地獄の漂流4日間 インディアナポリス号の最期」という
ドキュメンタリーフィルムも出ている。

ほとんどの出演作で敵役を担うR・ショウが
ここでもしっかり食われてしまうのはお約束。
船上でグロテスクに襲われるシーンは
臨場感を出す上で必至の演出か。

毒薬を装てんした銛が活躍の場を失ったままというのが勿体ない。

樽を使った即席の浮きで帰還するところは
バックショットにオフ台詞、というのが安堵感を際立たせている。

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